研究課題/領域番号 |
06354032
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
清水 孝雄 東京大学, 医学部(医), 教授 (80127092)
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研究分担者 |
久保田 競 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (30027479)
遠藤 實 埼玉医科大学, 教授 (50009990)
河西 春郎 東京大学, 医学部(医), 助教授 (60224375)
野田 亮 京都大学, 医学部, 教授 (30146708)
三品 昌美 東京大学, 医学部(医), 教授 (80144351)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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キーワード | 神経可塑性 / 標的遺伝子組み換え / 可塑性情報 / 可塑性遺伝子 |
研究概要 |
本総合研究は平成7年度より発足する重点領域研究「神経可塑性の分子機構」の準備活動にあたるために計画された。「神経可塑性の分子機構」は、(1)シナプス伝達分子と可塑性(2)可塑性情報機構(3)可塑性遺伝子の探索の3班より構成され、発生工学、分子生物学、電気生理学、行動心理学など多彩なアプローチで、神経可塑性の分子機構とその生理的意義を明らかにするものである。過去数年間のわが国の研究者の研究により、可塑性に関与していると考えられる多くの情報分子が単離されてきた。これらの情報分子としては、各種グルタミン酸受容体、各種のリン酸化酵素、血小板活性化因子、プロスタグランディン受容体、シナプス小胞に結合する低分子量Gタンパク等である。本研究では、標的遺伝子組み換え方を駆使して、これらの分子を欠損したマウスを作製し、その表現型を電気生理学、皇后心理学などの立場から分析する。また、可塑性の情報分子の流れを時空間的に明らかにする。さらに、可塑性の固定には遺伝子発現が必要との認識から、種々の可塑性遺伝子を単離し、その機能を解析することを目標としている。 今年度、重点研究の順調な開始を目標に、以下の活動を行った。(1)総合研究班会議を開催し、研究方向を討論した。(2)また、計画班員候補による「研究会」を開催し、お互いの共同研究体制について、論議を深めた。(3)さらに、重点研究発足に向けた種々の資料や情報を収集した。
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