研究課題/領域番号 |
06401019
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
木村 捨雄 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90000059)
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研究分担者 |
益子 典文 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10219321)
村川 雅弘 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50167681)
小野瀬 雅人 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40224290)
本多 泰洋 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50238820)
大隅 紀和 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90000083)
下沢 隆 鳴門教育大学, 実技教育指導研究センター, 教授 (30008809)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1994年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 新科学知 / 生成的知識 / 実験数学 / 応用理科 / カリキュラム開発 / 子どもの有能さ / 創造性 / よさ感得 / 生成知識 / 自律的能力 / 応用数学 / 創造立国 / 新学力観 / 知的創造性 / 生成的知識力 |
研究概要 |
1.「新科学知」に向けた生成的知識に基づく新しい学力観の確立:(1)構成主義的アプローチの批判的再構築の立場から「子どもの有能さ」「子どもの自律的運用能力の有能さ」観を発展させ、(2)伝統的な記憶中心の知識構造から新しく知識を創り上げていく「生成的知識」論を基盤に、(3)変革を続ける「高度知識社会」を指向する社会に向けて、健全で豊かに個性的に生き社会的貢献を果たし、文化の創造、科学技術の創造に向かう創造性独創性・先見性先取性に基づく子どもの能力観の構造的解明を試み、伝統的な文化遺産の伝承に基づく能力観から、科学技術、文化遺産の生成・創造を基本とする創造的能力観の構造規定と学力観を提案をた。 2.「新科学知」の科学教育と科学・技術教育カリキュラム構想:パラダイム転換をみせる科学技術の動向と、上記の能力観に基づき、21世紀の文化を包含した科学技術教育カリキュラム編成理論の構想をまとめた。 3.実験数学・応用理科カリキュラムの開発:上記の構想の下に、理科教科では、小学校理科5年「動物と人の誕生」単元での「生物の発生と生命の連続性」に関する認識構造の実証的解明、第2学年生活化単元での創造性伸長の視点にたつ「風と遊ぼう」生活科カリキュラム開発。中学校段階では、対流現象・密度概念単元での科学的な探究過程における理科の「よさ感得」授業、力学分野における「慣性」事象に対する「子どもの有能さ」とその認識構造の変容過程の解明など、児童生徒の日常事象の健全な経験的知識から科学的合理的推論を育成し発展させるカリキュラムの開発を試みてきた。算数数学教科では、カブリを用いた実験数学に基づく新しい数学教育の展開、小学校求積指導と中学校「文字式の利用」における「よさ感得」の授業等の実践を通してカリキュラムの有効性と認識特性の変容を分析し、大きな成果を得てきた。
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