研究課題/領域番号 |
06402013
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性一般(含基礎論)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 武郎 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00004424)
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研究分担者 |
高木 丈夫 福井大学, 工学部, 講師 (00206723)
野末 泰夫 (野未 泰夫) 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60125630)
高木 伸 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90124594)
滝川 昇 東北大学, 理学部, 助教授 (00125600)
山口 晃 東北大学, 理学部, 教授 (60004470)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
36,100千円 (直接経費: 36,100千円)
1996年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1995年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1994年度: 27,000千円 (直接経費: 27,000千円)
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キーワード | 量子核形成 / 巨視的量子現象 / ^3He-^4He混合液 / 一次相転機 / 一時相転移 / 核形成 / 1次相転移 / 量子トンネル現象 |
研究概要 |
本研究の主目標は、我々が開発・確立した超流体移送法による、^3He-^4He混合液過飽和状態における相分離現象の研究を400MK-900mKという広い温度域、0気圧-25気圧という広い圧力域にまで拡張し、臨界過飽和濃度曲面の全体像を明かにすることである。そのために、種々の改良を装置全体に亘って行い、現在もデータを蓄積中である。研究の進行が当初目標より遅れた最大の理由は、平成8年度福島県沖地震により(1996.2.17)装置全体と外部配管系にダメ-ジを受けその復旧に8ケ月を要したことである。本研究は平成8年度を以て研究期間が終了するが、データ蓄積とその解析は上記理由により平成9年度に残された仕事である。核形成の理論面においては、先ず場の理論的立場からの取り扱いを進展させ古典的Lifshitz-Kagan理論の成立条件を明かにし、量子核形成を論ずるには単なるLifshitz-Kagan理論では駄目であることを明確にした。現実の^3He-^4He混合液に対応する理論構築は今後の課題である。一方微小球状^3He dropletの理論も進展させることができ、対応する実験の準備も進み、平成9年度内に比較検討がなされると考えている。
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