研究課題/領域番号 |
06402015
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山崎 泰規 東京大学, 教養学部, 教授 (30114903)
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研究分担者 |
東 俊行 東京大学, 教養学部, 助手 (70212529)
小牧 研一郎 東京大学, 教養学部, 教授 (40012447)
黒木 健郎 東京大学, 科学警察研究所, 主任(研究職)
片山 一郎 東京大学, 原子核研究所, 教授 (30028237)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
1995年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1994年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
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キーワード | 反陽子 / エキゾッチック原子 / ペニングトラップ / 捕捉過程 / エキゾチック原子 / 低速反陽子 |
研究概要 |
5.9MeV/uのパルス状の反陽子ビームを、長さ2m、磁場強度3.5Tの超伝導ソレノイドコイルの磁場に沿って打ち込み、磁場と電場を用いて閉じこめ、電子冷却により、数eV程度以下にまで冷却された反陽子を得た。捕捉されている反陽子の寿命は、トラップ外部の真空度が〜10^<-9>Torrから〜10^<-8>に変化してもほとんど影響のないことを見出し、超低速領域において、反陽子の原子への捕捉断面積が速度に反比例するというランジュバン断面積の様相からずれるのではないかとの示唆を得た。いったんトラップに捕捉した反陽子を引き出すことを試み、反陽子の消滅位置を確認すると共に、引き出し条件の最適化を行った。反陽子の実験散乱槽への輸送のため、5桁にも及ぶ真空差動排気系を整備し、また、静電レンズを多数配置するなどして実際に輸送できることをシミュレーションで確かめた。さらに、反陽子の引き出される様子をCCDカメラで捉え、およそ3mm程度のビーム径に絞られていることを確認した。 なお、本研究の主要テーマである反陽子の電子冷却は、その機構が解明され効率化が進むと、陽電子による多価イオンの冷却と高分解能分光といった原子物理学に全く新しい地平を開くことになると期待される。
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