研究課題/領域番号 |
06402042
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
システム工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
熊谷 貞俊 大阪大学, 工学部, 教授 (10093410)
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研究分担者 |
出口 弘 神戸女学院大学, 人間科学部, 助教授 (30197826)
辰巳 治之 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90171719)
黒澤 努 大阪大学, 医学部, 助教授 (60129997)
下條 真司 (下篠 真司) 大阪大学, 大型計算機センター, 助教授 (00187478)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
15,900千円 (直接経費: 15,900千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
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キーワード | コンピュータ / 解剖学 / 3次元立体再構築 / ネフローゼ自然発症マウス / 尿細管 / データベース / インターネット / World Wide Web / 画像処理 / 立体再構築 |
研究概要 |
1.3次元再構築システムにおいて、顕微鏡のオートフォーカス機能を利用すること、およびリモートプロシ-ジャコールを用いた分散処理により、再構築処理の高速化を達成した。光学顕微鏡の広視野からの画像取得、画像データベース作成、3次元再構築データベースの作成と管理、再構築画像レンダリングなどのプロセスが統合化され、ユーザインターフェースに優れたシステムとなった。 2.このシステムを使って、ICGN(ネフローゼ自然発症突然変異)マウスと同様に正常ICRマウスのネフロンも3次元立体再構築し、その形態を比較することができた。ICRマウスのネフロンの形態は、尿細管の3次元的な走行を理解することが容易であるなど、把握しやすいものであったのに対して、ICGNマウスのネフロンはその組織変化が著しく、尿細管には高度の拡張や狭窄ならびに閉塞が見られ、その3次元的な走行を理解することは困難であった。このように作成したシステムを利用することにより、従来では困難であったネフロン等の広視野にわたる組織の形態学的な考察が可能となった。 3.さらに、このシステムにより作成したデータをマクロ解剖学の情報と統合化し、当初よりインターネット対応になっていた我々のシステムの特長を生かし、World Wide Webサーバーを使用して情報提供を試みた。これにより、利用者はクライアントのコンピュータにおいてポインティングデバイスを操作するだけで、マクロからミクロまでの解剖イメージを閲覧することが可能となった。また、このようにクラインアントからの操作によりネットワークを経由してサーバ上にある3次元データベースを検索しイメージを表示する一連の処理を効果的に行なうために、次世代VRML (Virtual Reality Modeling Language)のための新しい機能の開発を行った。
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