研究分担者 |
有川 正俊 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (30202758)
木實 新一 京都大学, 工学研究科, 助手 (70234804)
横田 一正 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10273484)
渡辺 正子 京都大学, 工学部, 教務職員 (70127158)
KAZIMIERZ Su 京都大学, 工学研究科, 助教授 (70271012)
美濃 導彦 京都大学, 工学部, 教授 (70166099)
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配分額 *注記 |
18,600千円 (直接経費: 18,600千円)
1996年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1995年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1994年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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研究概要 |
最近,計算機のダウンサイジングの進展により,ワークステーションをネットワーク結合した利用形態が一般的になってきている.このような形態のシステムでは,従来と異なる利用者どうしの協調作業を支援するCSCW(計算機援用協調作業)システムが実現できる.本研究では,データベースの能力を併用し,一般的なCSCWシステムより高機能なシステムを実現することを目標とする.以下のような方針で研究・開発を行った. 1)既存のシステムではビデオによる方法が一般的であるが,ビデオによらない方法の併用を行う. 2)現実世界のシミュレーションだけでなく,現実世界でできないことを機能として実現することを検討する. 3)再利用等を行うデータベース機能をできる限り用いる. 主な成果は次のとおりである. 1)オブジェクト代行モデル,協調環境モデル,動作ビュー機構といった,データベースビュー機能の拡張概念を導入した. 2)ハイパーメディアの共有によって生じる干渉問題を扱うために,環境アウェアネス機構,利用者と作業の可観測性と可制御性の概念を導入した. 3)さらに高度な協調を行うために,能動データベースの機能やワークフロー表現の拡張を行った.すなわち,能動機能の対象に人間が含まれている場合のプライバシー保護の問題への対処および,環境の変化による協調条件の変化の扱い,代表的なワークフロー表現であるIDEFOへの拡張機能の付加を行った. 4)環境アウェアネス機構と個別化機能を持つハイパーメディアシステムのプロトタイプ開発を行った. 5)3D協調作業空間およびWWWの協調検索への応用について検討を行い,プロトタイプ開発を行った.
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