研究課題/領域番号 |
06404002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
品川 日出夫 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (40029799)
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研究分担者 |
岩崎 博司 (岩崎 博史) 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (60232659)
雨村 光子 大阪大学, 微生物病研究所, 教務職員 (80159467)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
24,600千円 (直接経費: 24,600千円)
1996年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1995年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1994年度: 14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
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キーワード | DNA組換え / DNA修復 / Holliday構造 / RuvCタンパク質 / RuvAタンパク質 / RuvBタンパク質 / ミュータント / RecGタンパク質 / RuvCエンドヌクレアーゼ / RuvGタンパク質 / RuvCタンパク / エンドヌクレアーゼ / X線結晶回折 / 染色体 |
研究概要 |
本年度は組換え中間体Holliday構造の分岐点移動をATP分解のエネルギーを利用して行わせるRecGタンパク質と、同様の機能をもつRuvA・RuvBタンパク質の機能の比較、Holliday分岐点を切断して解離するRuvCとHolliday junctionの相互作用などを解析して以下の結果を得た。 1. RecGタンパク質がColEプラスミドの複製開始領域に形成されるRループをATP依存的に解離させ、ColE1 DNAの複製を抑える活性をもつことを証明し、論文にまとめて発表した。 2. RucCの基質特異性を種々の合成Holliday junctionを作成して解析し、切断部位にチミン(又はアデニン)が存在することが重要であるが、junctionでは塩基配列の対称性(相同性)は重要でないことを明らかにし、論文にまとめて発表した。 3.緑膿菌のruvA, ruvB, ruvCをクローニングし、構造と機能を解析した。緑膿菌のこれらの遺伝子は大腸菌のruvABCと同様の機能をもつことを示した。 4.耐熱菌Thermas thermophilusのRuvBタンパク質の多量生産系をつくり、このタンパクを精製し、生化学的諸性質を解析した。 5. DNA修復におけるruvA, ruvB, ruvCおよびrecGのin vivoでの役割を解析するためにこれらのミュータントを作成し、細胞と染色体の構造を観察した。これらのミュータントは染色体分離に欠陥があることを見つけた。これらの結果を論文にまとめた。
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