研究課題/領域番号 |
06404022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹縄 忠臣 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40101315)
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研究分担者 |
深見 希代子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (40181242)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
29,200千円 (直接経費: 29,200千円)
1996年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1995年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1994年度: 19,500千円 (直接経費: 19,500千円)
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キーワード | α-アクチニン / PIP_2 / PHドメイン / PIP_3 / ホスホリパーゼC / 細胞骨格 |
研究概要 |
1.新しいPIP_2結合蛋白質としてのヒストン 我々は、ヒストンH_1及びH_3にPIP_2が結合していることを見つけ、結合部位を決定した。PIP_2はヒストンH_1のC末103アミノ酸に結合した。ヒストンH_1に結合しているPIP_2量は、PKCでヒストンH_1をリン酸化させると結合しているPIP_2は減少した。またPIP_2の添加により、ヒストンH_1によるRNAポリメラーゼによる基本転写活性の抑制が解除された。 チロシンキナーゼの下流にあるPIP_2ホスファターゼ 我々は、牛脳よりAsh/Grb2に結合する150kDaの蛋白質を精製し、そのcDNAをクローニングした。p150はシナプトジャニンと相同性の高い蛋白質であった。p150を細胞に発現させるとアクチン線維の断裂が生じ、多核の細胞になった。p150蛋白質を牛脳より精製し、その性質を調べた。PIP_2ホスファターゼ活性はプロフィリン、コフィリン、α-アクチニンの様なアクチン調節蛋白質で阻害されないが、PLC-δ_1の活性は阻害された。これらの結果は、p150はアクチン調節蛋白質に結合しているPIP_2を分解し、その結果アクチン線維の再構築を促していることを示した。
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