研究課題/領域番号 |
06404025
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菅村 和夫 東北大学, 医学部, 教授 (20117360)
|
研究分担者 |
笠井 憲雪 東北大学, 医学部, 教授 (60001947)
今野 多助 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (00004846)
浅尾 裕信 東北大学, 医学部, 助手 (80250744)
大保 和之 東北大学, 医学部, 助手 (70250751)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
32,900千円 (直接経費: 32,900千円)
1996年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1995年度: 9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
1994年度: 15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
|
キーワード | インターロイキン2(IL-2) / IL-2受容体 / サイトカイン / XSCID / T細胞分化増殖 / チロシンキナーゼ / ノックアウトマウス / インターロイキン2 (IL-2) / サイイトカイン / γ鎖ノックアウトマウス / IL-2 / γ鎖 / JAK1,3 / シグナル伝達 |
研究概要 |
X連鎖(伴性)重症複合免疫不全症(XSCID)はサイトカイン共通受容体γc鎖遺伝子の変異に因るT細胞初期発生障害が原因である。本研究では、γc鎖を共有するIL-2,IL-4,IL-7,IL-9の各サイトカイン受容体のα鎖あるいはβ鎖にはJak1チロシンキナーゼが、またγc鎖にはJak3チロシンキナーゼが会合していること、さらに、JAK1の会合にはIL-2受容体β鎖および上記各サイトカイン受容体のα鎖の細胞内領域に共通に存在するbox1領域が必須であることを明らかにした。しかし、Jak1の会合ならびに活性化はIL-2による細胞増殖シグナル伝達には必須ではなく、Jak3の活性化が重要であることが分かった。さらに、Jak3に会合し、細胞増殖やc-myc発現誘導に関わる新規シグナル伝達アダプター分子“STAM"を同定単離した。STAM分子内には機能内に重要と考えられるSH3ドメインとITAM(Immunoreceptor Tyrosine-based activation Motif)領域を有することが分かった。他方、XSCIDモデルマウスとして、γc鎖変異マウスを作出した.これらγc鎖変異マウスはXSCIDモデル動物として、遺伝子治療に向けた基礎研究に有用となるものと期待される。
|