研究課題/領域番号 |
06404037
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中尾 一和 京都大学, 医学研究科, 教授 (00172263)
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研究分担者 |
伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助手 (40252457)
斎藤 能彦 京都大学, 医学研究科, 助手 (30250260)
田中 一成 京都大学, 医学研究科, 助教授 (80179738)
吉政 孝明 京都大学, 医学研究科, 助手 (00252429)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
34,700千円 (直接経費: 34,700千円)
1996年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1995年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1994年度: 22,600千円 (直接経費: 22,600千円)
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キーワード | ANP / BNP / CNP / トランスジェニックマウス / エンドセリン / プロスタサイクリン / PGE / 受容体 / ナトリウム利尿ペプチド受容体 / エンドセリンA受容体 / 選択的スプライシング / プロスタグランディンE受容体 / EP4 / BNPmRNA / BNP遺伝子 / CATアッセイ / エンドセリン-A受容体mRNA / プロスタサイクリン受容体遺伝子 / プロスタサイクリン受容体 / プロスタグランデインE受容体 / マウスBNP遺伝子 |
研究概要 |
マウスのBNPcDNAと遺伝子のクローニングを行い、BNP遺伝子を過剰発現したトランスジェニックマウスの開発に成功した。このBNPトランスジェニックマウスはBNPの心血管調節機構における役割と、長期間の高BNP血症が生体に及ぼす作用を解明する上で極めて有用なモデルであると考えられた。心筋症ハムスターにおいてはヒトの心不全患者と同様に血液中のBNP濃度がANPの約3倍に増加しており、心筋症ハムスターがANPとBNPの心筋障害における役割を解明するのに適したモデルであることを示した。更にラット培養心筋細胞を用いて研究を行い、BNPmRNAはANPと比較すると早期に発現が誘導されることを証明した。血管平滑筋細胞と内皮細胞の共培養系において、内皮細胞からのCNPとcGMP産生が内皮細胞の単独培養に比較して上昇していることを示し、この増加はTGF-βによることを示唆した。培養血管平滑筋細胞を用いクリアランス受容体(C受容体)のダウンレギュレーションは(β2)アドレナリン受容体の賦活化によって生じることを証明した。ヒトのエンドセリンA受容体遺伝子のcis応答配列による転写調節機構を解明した。またヒトのエンドセリンA受容体の選択的スプライシングによって多様なmRNAが生じることを証明した。ラットとヒトのPG受容体の中でPGE受容体サブタイプのEP_4、プロスタサイクリン受容体のIPのクローニングを行い、その構造と機能、分布を明らかにした。またヒトのPGE受容体の中で最も広く分布するEP_3受容体の選択的スプライシングによって生じる4種類のアイソフォームの存在とそのセカンドメッセンジャー、分布についても検討を行った。
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