研究課題/領域番号 |
06404063
|
研究種目 |
一般研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
小澤 英浩 新潟大学, 歯学部, 教授 (60018413)
|
研究分担者 |
網塚 憲生 新潟大学, 歯学部, 助手 (30242431)
中村 浩彰 新潟大学, 歯学部, 助手 (50227930)
江尻 貞一 新潟大学, 歯学部, 助教授 (40160361)
入江 一元 新潟大学, 歯学部, 助手 (70223352)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
|
キーワード | 硬組織 / 形態計測 / 3次元 / 画像処理 / レーザー顕微鏡 / 加齢 / 顎骨 / 免疫組織化学 / 副甲状腺ホルモン関連ペプチド / DBAレクチン / カルシトニン遺伝子関連ペプチド / 共焦点レーザー顕微鏡 / ジーンターゲッティング / 骨形態計測 / トレーサー実験 / 組織細胞化学 / CD44 / ヘパラン硫酸鎖 / エナメル器 / 骨組織 / 硬組織形態計測 |
研究概要 |
本研究では、まず非脱灰硬組織試料作製のための基本設備(薄切器、研磨器、ソフッテクス)と本研究の中核機種である共焦点レーザー顕微鏡に励起波長、マイクロボクセル、形態計測システムを追加することにより、3次元的組織・細胞学的形態計測法の開発と、個体レベルから細胞レベルに及ぶ硬組織代謝の形態変化を定量的に捉えることを目標に、以下の研究を行った。(1)顎骨の老化現象など骨粗鬆症を主体とした骨組織の生理的・病的組織変化を共焦点レーザー走査顕微鏡を用いて検索し、その画像データをミクロ画像情報処理システムによりディジタル化して集積した。(2)ファイリングされたディジタル画像データを用いて、顎骨形態計測定量化解析ソフトの開発と定量解析後のデータ処理システムの開発を試み、以下の解析項目についてLuzex-F(ニレコ社製)画像解析装置にて半自動解析を可能にした。:(1)全骨梁面(2)全形成面(3)活性形成面(4)全吸収面(5)活性吸収面(6)全骨量(7)全類骨量(8)全骨組織量(9)線維組織量(10)1重標識面(11)2重標識面(12)2重標識面(13)類骨層幅(14)均骨梁単位幅(15)休止面(16)。低石灰化骨量(3)レーザー顕微鏡から連続的に取り込んだテトラサイクリン・カルセイン標識未脱灰骨標本の光学的切片情報を、本システム7用い解析するとともに、その連続断面画像情報をmicrovoxel (INDEC Systems,Inc.)およびLuzex-III(ニレコ社製)にて立体構築を試みた。その結果、microvoxelを用いることにより、テトラサイクリン・カルセインで標識されている領域を研磨切片の表面から深さ方向100μまで立体的に再構築するとともに、その体積をもとめることが可能となった。(4)surface modelingソフトであるLuzex-III(ニレコ社製)を用いることにより、破骨細胞や骨芽細胞などの細胞成分と標識骨面などを同時に立体的に構築することが可能であることが示された。これらの方法を用い、(1)ラット下顎頭の加齢変化に関する形態学的、免疫組織化学的研究(2)ラット歯槽骨における加齢変化に関する組織学的、組織化学的研究(3)骨形態計測法による副甲状腺ホルモン(PTH)の骨代謝に対する作用の検討-ラットにおける骨の部位による効果の比較-(4)卵巣摘出ラットにおける骨梁減少様式に関する微細構造学的研究:等の骨代謝基礎的研究を行い学会論文等にて発表した。
|