研究課題/領域番号 |
06405008
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小松 進一 (1997) 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00087446)
山田 勝美 (1996) 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (30063316)
大師堂 経明 (1994-1995) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (10112989)
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研究分担者 |
大場 一郎 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063695)
相沢 洋二 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70088855)
小原 啓義 早稲田大学・理工学部 (40063367)
山田 勝美 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 名誉教授 (30063316)
小松 進一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00087446)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
34,600千円 (直接経費: 34,600千円)
1997年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1996年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1995年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1994年度: 22,400千円 (直接経費: 22,400千円)
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キーワード | 電波干渉計 / 高速フーリエ変換 / トランジェット電波源 / ナイキストレート / エルゴード性 / トランジェント電波源 / ディジタル信号処理 / FFT / 低雑音アンプ / HEMT / 干渉計 / 高エネルギー天体物理学 |
研究概要 |
6年かけて建設した現在の64素子の電波干渉計は、受信機交換により3倍の感度向上を達成し、CygX-3などのトランジェント電波源のバーストモニターに加え、γ線クェーサー、変動の速いBL Lac天体などの観測を継続している。この装置は、世界で初めてナイキストレートでの直接像合成を可能にした。 これまでの世界の電波干渉計は、すべて細密な電波地図をつくることを目的としたFourier合成干渉計(間接像合成干渉計)である。ケンブリッジ大学が開発した、この方式は最少のアンテナ数で、できるだけ細かい地図を描けるように最適化したもので、数学的にはWiener-Khinchinの定理を使う。その際、入力信号がエルゴード的(時間平均=アンサンブル平均)であることが要求される。 通常は天体からの電波は激しく変化しないので、このエルゴード性は満たされているが、パルサーや通信の信号は非エルゴード的であり、Fourier合成干渉計でパルサーを捜すことはできない。 早稲田大学が開発した直接像合成方式では、座標表示と運動表示がFourier変換で結ばれている性質を利用し、ハードウエアによる空間FFT演算で入力電波を振幅のまま方向識別する。この方法では、通信の信号も処理できるため、移動体通信などの分野での多方向同時通信の方式として近年注目されるようになった。関連する特許は成立している。
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