研究課題/領域番号 |
06451023
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山中 康裕 京都大学, 教育学部, 教授 (30080162)
|
研究分担者 |
高月 玲子 京都大学, 教育学部, 助手 (60283579)
河合 俊雄 京都大学, 教育学部, 助教授 (30234008)
岡田 康伸 京都大学, 教育学部, 教授 (90068768)
斎藤 久美子 (斉藤 久美子 / 齋藤 久美子) 京都大学, 教育学部, 教授 (70046457)
名取 琢自 京都大学, 教育学部, 助手 (10252412)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1996年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
|
キーワード | 心理臨床家訓練 / 画像データベース / バウムテスト / 風景構成法 / 描画後の質問 / 心理学的診断 / 描画法 / 臨床資料 / 投影法 |
研究概要 |
1.臨床心理学における心理臨床家の訓練および研究方法の基礎研究として、画像データを素材としたデータベース構築を試みた。さしあたり画像データは、京都大学教育学部の心理教育心理教育相談室の相談活動のなかで、インテ-ク面接時に施行するバウムテストと風景構成法に限定し、収集した。同時に、描画理解に役立つ描画施行場面での情報(PDI ;描画後の質問)も30項目設け、収集した。 2.できるだけ簡便に、収集されたデータを閲覧・検索できるシステム構築作業が行われた。データベースには、基本データ・小画像・大画像・バウムPDI・風景PDI・バウム指標・風景指標の9つをリレーショナル化した。リレーショナル化により、新たな指標ファイルの追加、削除が可能になり、データベースの使い手の活用範囲をひろげることができた。なお、バウム指標には13項目、風景構成法指標には、20項目を採用した。それぞれにテスター誘目性という項目を入れ、描画に関する主観的情報も尊重した。また、入力作業支援、指標入力支援システムも設けた。閲覧方式には、検索条件に当てはまる1レコード単位で閲覧する方式と、同時に複数レコードを閲覧できる方式をとった。 3.システム構築が完成した段階で、データベースである京都大学教育学部の心理教育相談室のスタッフに開放し、使用感アンケートを実施した。その結果、使いやすいとおおむね好評で、今後、画像データベースを介した臨床的訓練や研究に活用され得ることが認められる。
|