研究課題/領域番号 |
06451055
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
渡部 宗助 国立教育研究所, 教育政策研究部, 室長 (40034665)
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研究分担者 |
橋本 昭彦 国立教育研究所, 教育政策研究部, 主任研究官 (80189480)
塚原 修一 国立教育研究所, 教育政策研究部, 室長 (00155334)
伊藤 彰浩 国立教育研究所, 教育政策研究部, 研究員 (60193471)
荒井 克弘 広島大学, 大学教育研究センター, 教授 (90133610)
土方 苑子 National Institute for Educational Research, EducationalPolicy.Head (50099909)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 森戸辰男資料 / 教育刷新委員会 / 中央教育審議会 / アジア地域ユネスコ加盟国文相会議 / 国際大学協会 / 日米文化教育会議 / 国際大学協会(IAU) / 戦後教育改革 |
研究概要 |
1.本研究は,戦後日本の文教政策立案においてオピニオンリーダー的役割を果した森戸辰男が遺した資料の、保存・整理と其の資料による戦後文教政策分析を目的としたものである。その膨大な資料は、広島大学付属図書館書庫に納められていたものであるが、同図書館の移転に伴う散逸を防止するため、取り敢えず未整理の状態のまゝで、写真撮影しマイクロフィルムに収めた。その分量は、教育関係だけで、ロールフィルム71本、4万コマ強に及んだ。 2年目の平成7年度は、フィルムに撮影した「資料」の整理を行なった。経費の関係で各「資料」を引き伸し・焼付けすることが出来ず、ロールフィルムを一本ずつマイクロリーダーで判読しながらの手工業的な整理作業にならざるを得なかった。その結果は、『森戸辰男資料目録稿』として作成・印刷した。しかし、本格的な資料分析による文教政策史的研究は、今後の課題として残されてしまった。 「資料」整理を通して、森戸辰男の活動においてその国際的側面が非常に大きいことが判った。ユネスコ活動を契機にした各種国際会議(アジア地域ユネスコ加盟国文相会議、同教育行政代表者会議)や国際大学協会総会、日米文化教育会議等々の第一次資料は特に貴重なものであった。 「森戸辰男資料」の内容は、国内関係でも重要なものが多く見られた。教育刷新委員会関係、文相時代の閣議資料、中央教育審議会(「46答申」まで)、国立大学協会関係、社会教育審議会、国語審議会、憲法調査会等の関係資料である。要するに、森戸辰男の戦後ほゞ30年間に関係した要職に関わる膨大な資料群である。
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