研究課題/領域番号 |
06451129
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
武井 麻子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (70216836)
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研究分担者 |
松本 佳子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (30277892)
小宮 敬子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (70288067)
稲岡 文昭 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40151568)
荻野 雅 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (60257269)
田上 三千佳 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (70227247)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | カリキュラム / 精神看護学 / 看護教育 |
研究概要 |
本研究の目的は、現在そのあり方が問われている、我が国の精神看護学教育の実態を明らかにし、その方向性を示唆することである。初年度は精神看護学教育に関する文献を検討し、我が国の精神看護学教育の方向性の指針となる欧米の精神看護学教育の実態及び我が国の精神医療の変遷をまとめた。また本調査の基礎資料を作成するために看護系大学を対象とした質問紙調査を実施した。2年度は引き続く看護系大学の精神看護学講義を担当している教員を対象とした面接調査を実施した。さらに予備調査の結果を基に精神看護学教育に関する質問紙を作成し、我が国の全ての看護婦養成機関の全てを対象とした本調査を実施した。3年度は本調査の結果から精神看護学教育の実施を明らかにし、その結果を文献と照らし合わせ精神看護学教育の方向性を示唆した。本研究で明らかとなった我が国の精神看護学教育の実態は、現在、指定規則として定められている精神保健の内容と精神科看護ニーズを反映した実践に直結する看護内容が、どのような看護婦を育成するかという学校の基本方針とは関係なく、またその二つの内容のつながりもないまま、講義を担当する教員の裁量に任されていることが明らかとなった。本研究の結果、今後の精神看護学教育は1.精神看護学の学問的基礎の確立、2.専門の教員の育成と採用、3.講義と実習との関連、の3点の問題を検討していかなければならないことが明らかとなった。
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