研究課題/領域番号 |
06451131
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
無藤 隆 お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (40111562)
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研究分担者 |
田代 和美 お茶の水女子大学, 生活科学部, 専任講師 (80227074)
柴坂 寿子 お茶の水女子大学, 生活科学部, 専任講師 (50221297)
藤崎 真知代 群馬大学, 教育学部, 助教授 (90156852)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 保育 / 人間関係 / 仲間関係 / 保育者 / 物との関わり / 保育カンファランス / いざこざ / ふざけ / 幼稚園期 / 子ども集団 / 子どもの文化 / 対人的情報 / 対人的認知 / 保育者の介入のずれ |
研究概要 |
本研究は、幼稚園の保育を対象として複数の縦断的な観察研究を行い、幼稚園期における子どもの人間関係の体験の特徴と発達的変化を明らかにした。また、子どもの体験を大人がどのように理解しているかを、保育者と子どもの関わりの観察、保育者への面接等を通して検討した。6つの園で1年間あるいは2年間の縦断的な観察や面接を行った。その結果、いざこざに類したふざける行動に注目すると、対人的に微妙な調整を行う様々な機能を持っており、年齢の時期により機能の変化が見られた。クラスの中での子ども同士の評価が高い子どもについて、仲間入りに際してのトラブルが減少していった。評価が低い子どもについては、必ずしも減少せず、普段の評価が個別の仲間入りに影響していることが示された。ある園での保育のカンファランスの様子から、保育に対する実践的なレベルでの理解の難しさとその理解が進むなかで子どもへの関わりが変わっていく様子を示した。
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