研究分担者 |
加藤 直樹 岐阜大学, 教育学部, 助手 (30252117)
松川 禮子 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (90021336)
岩田 恵司 (岩田 惠司 / 岩田 恵) 岐阜大学, 教育学部, 教授 (80021327)
小山田 隆明 岐阜大学, 教育学部, 教授 (20021313)
五島 文韶 岐阜大学, 教育学部, 教授 (80021286)
|
研究概要 |
小学校,中学校,高等学校における情報活用の教育が進められだしたが,まだ情報教育のカリキュラムが開発されていない。 このため,本研究では,小学校,中学校,高等学校での情報教育の教授・学習について調査した。その調査結果をもとに,情報教育カリキュラムの開発を次のように行った。 (1)教育実践資料データベースを用いたコンピュータ利用方法の調査 小学校,中学校,高等学校における情報活用の状況を1960年から1996年までの教育実践資料(データベースEDMARS)を用いて,コンピュータの教育利用の状況を調査分析した。その調査結果から,教育でのコンピュータ利用がCMI, CAI,学習の道具としての利用方法へ発展している状況を明らかにした。 (2)映像,音声,図形,文字情報の教育での利用の可能性調査 小学生,中学生,高校生の映像,音声,図形,文字情報利用の可能性調査し,情報活用カリキュラム開発のための基礎資料を作成した。その結果は,小学校1年生から映像,音声情報を用いた授業の可能性を明らかにした。 (3)情報活用のための教育環境の調査 教師の情報活用の能力,教師の意識,ハードウェア,通信ネットワーク等について,情報活用の教育環境を調査した。その結果から,情報活用カリキュラム開発の条件を明らかにした。 (4)情報活用カリキュラム開発の課題 (1)〜(3)の調査を使い,情報活用カリキュラムを開発した。このカリキュラムを用いた授業実践データから,学習状況を調査分析した。この結果から,クロスカリキュラムの構成方法について問題点を明らかにした。
|