研究課題/領域番号 |
06451160
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
平林 義彰 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (60051801)
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研究分担者 |
札野 寛子 金沢工業大学, 工学部, 講師 (20229090)
福田 一郎 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90064435)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 科学技術日本語ビデオ教材 / 科学技術日本語 / 分野別日本語(専門日本語) |
研究概要 |
専門日本語の中でも理工系の実験・実技で用いられる基礎的な用語や表現を簡便にかつ効果的に説明するための教材としてのビデオの有効性は広く叫ばれているが、適切なビデオ教材が殆ど無いのが現状である。本研究においては、先ず本学の工学基礎実験のテキストや市販の教科書より実験・実技で頻繁に用いられる科学技術日本語表現を抽出し、用例の表現を機能別に分類した上でビデオ化に相応しいと思われる表現を整理しシナリオを作成した。本学の情報処理サービスセンターAV室の協力のもと、撮影、録音および編集を行ない「科学技術日本語ビデオ教材」のプロトタイプを試作した。これは実験・実技の実際の場面を他分野のビデオ教材の常道の「ドラマ方式」ではなく、科学技術用語を主体とした辞書的な構成を心掛けた。例えば、物理学編では位置として「正面」「上面」「右下」など、装置の周りでは「真正面」「手前」など、動画としての特徴を最大限活かせる用語を、シナリオはその言葉だけに焦点を当てて余計な言葉を入れず可能な限り短くし、表示方式は同一画面に対し、音声のみ、音声とテロップ、テロップのみの3カットを設定し学習しやすいようにした。このプロトタイプを本学の夏季日本語プログラムで使用し、留学生の意見を集約した。また平成6年度秋季日本語教育学会(仙台)等にて発表したところ非常に好評を博した。これらの意見を参考にして、更に専門日本語と一般日本語との関連性にも配慮し、従来の日本語教材で取り上げられていない表現を中心に、より辞書的な色彩の強い教材にして学習しやすいように心掛け、初級の日本語を習得した理工系の学生を対象としたビデオ教材(改良編)を制作した。改良編では、必要な用語を取り出しやすいようにユニット形式とし、さらにその表現を文レベルで使用しやすいように活用形をまとめた「文法ノート」をつけた。これを広く利用できるよう10巻に構成し直した。
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