研究課題/領域番号 |
06452024
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
高原 文郎 東京都立大学, 理学部, 教授 (20154891)
|
研究分担者 |
政井 邦昭 東京都立大学, 理学部, 助教授 (80181626)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
|
キーワード | 活動銀河 / 相対論的ジェット / 粒子加速 / ガンマ線天文学 / X線天文学 / 放射輸送 / 降積円盤 / ブラックホール / 衝撃波 / 相体論的ジェット |
研究概要 |
(1)降積円盤の鉛直構造と放射スペクトルとを斉合的に求める数値コードを開発し活動銀河の軟X線超過の観測と比較した。エディントン光度近くで降積している場合には軟X線超過や紫外線バンプが降積円盤で説明できることを示した。円盤が高温コロナを持つ場合には硬X線も説明可能であることを示した。 (2)ブレーザーからのガンマ線放射を逆コンプトンモデルで説明した。電子スペクトルを衝撃波加速理論と斉合的になるように定め、ジェットの物理量を推定し、ジェットが電子陽電子対からなる可能性が高いことを論じた。ジェットの物理状態は粒子エネルギーが磁場を卓越しており、かつ中心のブラックホールのシュワルトシルト半径の100〜1000倍の領域でガンマ線放射が生じていることを示した。これはジェットの加速機構に大きな示唆を与えるものである。 (3)衝撃波による非熱的粒子の統計加速過程について、斜め衝撃波における加速をモンテカルロ法などで調べた。加速時間が、平行衝撃波の場合に比べ、大幅に短縮されることを示した。 (4)活動銀河の高温ガスの状態を探索する上で重要な、原子過程、プラズマ過程の研究を行ない、各種天体に適用した。
|