研究課題/領域番号 |
06452087
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
増田 耕一 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30181647)
|
研究分担者 |
近藤 昭彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教授 (30201495)
松山 洋 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50264586)
野上 道男 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50087144)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
|
キーワード | 北米大陸 / ユーラシア大陸 / 積雪水量 / 土壌水分量 / 流域水収支 / 流域貯留量 / 衛星データ / 数値標高データ / 土壌水分 / マイクロ波リモートセンシング / 積雪 / 水収支 / 河川流量 / リモートセンシング / 流量 |
研究概要 |
1.大気-流域水収支法から得られる流域貯留量を、土壌水分量と積雪水当量に分けて評価した。 ロシアのボルガ川流域において、流域貯留量と「土壌水分量+積雪水当量」の振幅はほぼ同じ大きさになることを示した。また、両者とも積雪-融雪過程を反映した季節変化になることを明らかにした。 2.北米大陸およびユーラシア大陸における大河川の流域水収支と地表面状態の年々変動を明らかにした。 (1)高層観測データが密な北米のミシシッピ川流域でさえも、現業の4次元同化客観解析データには、モデルとデータ同化方法の変更の影響が現れてしまい、これらのデータを大陸規模の水収支の年々変動の解析には用いるべきでないことを指摘した。 (2)中央アジアのバルハシ湖流域の水収支の年々変動に及ぼす人為的影響を、衛星データと地上気象データを用いて定量的に評価した。さらに、ユーラシア大陸中央部における積雪深・土壌水分量の季節変化・年々変動を明らかにし、インドモンスーン降水量との関係について議論した。 3.数値標高データを用いて自動的に流域を抽出する際には避けられない、凹陥地処理と平坦地における流水線処理の問題について、新しい方法を提案しC言語プログラム付きで公開した。 4.中国の准河流域を対象に、様々な時間分解能の人工衛星NOAAのAVHRRデータを用いて、表層土壌水分量を推定する方法を提案した。 5.地球温暖化が冬季の積雪に与える影響をシミュレーションを通じて評価した。また、積雪水量に関する現地観測を行ない、本研究の理解の一助とした。
|