研究課題/領域番号 |
06452128
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
神谷 武志 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70010791)
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研究分担者 |
土屋 昌弘 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50183869)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1995年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1994年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | ソリトン / 半導体レーザ / 光ファイバ / パルス / 光計測 / 電気光学サンプリング / 圧縮 / 半導体レーザー / 光パルス / チャープ / パルス圧縮 / 電気計測 / 超高速光学 |
研究概要 |
光の持つ情報機能を最大限まで活用するための基礎研究の必要が叫ばれている.その一つの有力な方向として時間軸上の極限追求がある.レーザのもつ強い非線形特性を利用してピコ秒からフェムト秒に至る領域での超短光パルスの発生が1980年代後半に成功して以来超高速光エレクトロニクスは盛んになってきたが、工業的に発展性のある光源として半導体レーザに基づく超短パルス発生装置の開発は遅れ、基礎と実用を結ぶボトルネックとなっていた.本研究者らは利得スイッチ半導体レーザによる超短光パルス発生とそれを用いた超高速光計測の研究をこれまでにおこなっていたが、ソリトン効果を用いた圧縮により容易にサブピコ秒の領域に達することに着目してその安定な発生のための研究を開始した. コンパクトで、高繰り返しの超短パルス光源として利得スイッチ動作半導体レーザとファイバ増幅器および分散シフトファイバを組み合わせたソリトン圧縮パルス発生器を試作し、既発表値で185フェムト秒、未発表値で100フェムト秒以下を達成するとともに、その最適化、動作安定化に影響を及ぼすパルス動作半導体レーザのチャープ特性を定量的に記述できるキャラクタリゼーションのアルゴリズムを提案し、スペクトル分解ストリークカメラ像から線形および2次非線形チャープパラメータの抽出に成功した.更にソリトン圧縮光源を用いた電気光学サンプリングシステムによって光通信用高速フォトダイオードの応答特性をしらべ、またZnTeプローブ結晶を用いた汎用システムにも適用した.
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