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スペースライダー用送信レーザシステムの基礎開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452130
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用光学・量子光工学
研究機関信州大学

研究代表者

野村 彰夫  信州大学, 工学部, 教授 (00115362)

研究分担者 長澤 親生  東京都立大学, 工学部, 教授 (80145664)
斉藤 保典  信州大学, 工学部, 助教授 (40135166)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
キーワードスペースライダー / ライダー / レーザ / リモートセンシング / 地球大気環境
研究概要

中間圏NaおよびK原子層の観測を目的とした衛星搭載型共鳴散乱ライダー用全固体素子送信レーザについて基礎的研究を行った.
Na原子観測用送信レーザとして,1台のYAGレーザからの2本のレーザ光(1064,1319nm)を非線形結晶(LBO)で和周波混合することによりNa原子のD_2線である589nmを得る方法について検討を行った.YAGロッド内での2波長の相互干渉を避けるため偏光面を直交させて2つの共振器を構成した.最初に1本のYAGロッドからなる実験システムにより2波長の発振と和周波による589nmの発振を確認するとともに,高出力化および高効率化に向けての問題点を明らかにした.次に利得の小さい1319nmの出力を改善するため,1319nmの共振器のみを2本のYAGロッドからなるタンデム構造にした.また両波長のパルス時間幅をそろえるため,それぞれの共振器長を最適になるようセットした.これらの実験システムにより,両波長の発振特性を明らかにし,和周波混合においては,両波長の発振タイミングが一致している時に最大の589nmの出力が得られることを明らかにした.しかし出力や和周波混合効率等の点でまだ十分とは言えず,さらに狭帯域化の問題が今後の課題として残されている.
K原子観測用レーザシステムについては,Nd:YAGレーザの高調波(532nm)を励起光源としたTi:サファイアレーザを構築し,出力20mJ/pulse(10Hz),波長770nm,スペクトル幅500MHzという出力特性が得られ,K原子観測に十分なレーザシステムを完成させた.更にこのレーザを光源とするライダーシステムにより中間圏K原子層の観測を行い,実観測でも十分に使えることを検証した.

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 長澤親生: "可変波長レーザーを用いた狭帯域共鳴散乱ライダー" レーザー学会研究報告. NO,RTM-94-27. 35-41 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] E.Vallar: "Generation of 589nm laser radiation by sum freguency of 1064nm and 1319nm output of a single Nd-YAG laser" 18th International Laser Radar Conference(Berlin,July,1996). (予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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