• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ボールねじの創成法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452155
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関北海道大学

研究代表者

鍵和田 忠男  北海道大学, 工学部, 教授 (10111155)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワードボールねじ / 総形研削 / 総形ドレッシング / コシックアーチ / 砥石の干渉 / 普通形状砥石 / 傾き角 / 旋回角 / 創成 / シミュレーション / 極値探索 / 複数連続極値 / 創成装置 / 輪郭測定機
研究概要

ボールねじのねじ溝の仕上げには通常は総形研削が用いられ,砥石をねじ溝形状に合わせて総形ドレッシングする必要がある.砥石をこのゴシックアーチ状に仕上げるためには複雑な総形ドレッシング過程が必要で,これには多くの手間を要する.またこうして研削されたねじ溝の断面形状は,ねじ溝のねじれによる砥石の干渉で,目的のねじ溝形状とは一致しない.これらの難点は,ボールねじの加工に総形研削を用いることに起因している.
本研究は,総形研削によらずにボールねじを加工する方法の開発を行ったものである.研削されるゴシックアーチとは形状が本質的に異なる普通形状砥石を用い,コンピュータ支援により砥石軸を最適に設定することで高い近似精度のボールねじを研削が可能とするものである.コンピュータ支援により決定された最適な砥石軸角に基づいてボールねじの研削が行われる.本研究によって得られた成果は以下の通りである.
(1)砥石軸を垂直面内の傾き角および水平面内の旋回角からなる三次元に設定することにより,普通形状砥石の使用によるゴシックアーチ断面ボールねじの創成が可能であることが,コンピュータ支援結果および創成されたボールねじの精度検定結果の双方から確認された.
(2)以上の方法では,対向する二つの溝面を別工程で研削する必要があるが,この問題を解決するため,砥石軸を垂直面内の傾き角のみにより二次元に設定する方式が開発され,これが可能であることが,コンピュータ支援結果および創成されたボールねじの精度検定結果の双方から確認された.
(3)さらに,ねじ軸方向の切り込みを行わずに,対向する二つの溝面を一工程で研削することも可能であることがわかった.

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] 鍵和田忠男・原田宏幸: "総形ドレッシングを要しないボールねじ研削法" 日本機械学会論文集 C. 62(596(4月号 P未定). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鍵和田忠男: "ボールねじの創成法の開発" 日本機械学会第72期総会講演会 講演論文集. IV. 437-438 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鍵和田忠男・原田宏幸: "ボールねじの創成法の開発(誤差判定法と精度の改善)" 日本機械学会第73期全国大会 講演論文集. IV. 98-99 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鍵和田忠男・原田宏幸: "総形ドレッシングを要しないボールねじ研削法(砥石軸2次元設定法)" 日本機械学会第73期総会講演会 講演論文集. IV,(4月 P未定). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KAGIWADA,T.and HARADA.H.: "Method for Ball Screw Generation without Form-Dressing" Trans.Jpn.Soc.Mech.Eng.Vol.62-596. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KAGIWADA,T.: "Method for Ball Screw-Generating" Prepr. of Jpn.Soc.Mech.Eng.Vol.IV. 437-438 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KAGIWADA.T.and HARADA.H.: "Method for Ball Screw-Generating (Improvement on Judging of Error and Accuracy)" Prepr. of Jpn.Soc.Mech.Eng.Vol.IV. 98-99 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KAGIWADA.T.and HARADA.H.: "Method for Ball Screw-Generation without Form-Dressing (Two-Dimensional Setting of Wheel Axis)" Prepr. of Jpn.Soc.Mech.Eng.Vol.IV. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鍵和田忠男・原田宏幸: "総形ドレッシングを要しないボールねじ研削法" 日本機械学会論文集C. 62(4月号). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 鍵和田忠男: "ボールねじの創成法の開発" 日本機械学会第72期総会講演会講演論文集. IV. 437-438 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 鍵和田忠男・原田宏幸: "ボールねじの創成法の開発(誤差判定法と精度の改善)" 日本機械学会第73期全国大会講演論文集. IV. 98-99 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 鍵和田忠男・原田宏幸: "総形ドレッシングを要しないボールねじ研削法(砥石軸2次元設定法)" 日本機械学会第73期総会講演会講演論文集. IV. 4月 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 鍵和田忠男: "ボールねじの創成法の開発" 日本機械学会第72期通常総会講演会講演論文集. 95-1〔IV〕. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi