研究課題/領域番号 |
06452188
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
谷 順二 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (30006192)
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研究分担者 |
裘 進浩 東北大学, 流体科学研究所, 助手 (60241585)
江 鐘偉 東北大学, 工学部, 助教授 (60225357)
高木 敏行 東北大学, 流体科学研究所, 助教授 (20197065)
佐々木 実 岐阜大学, 工学部, 助教授 (20183379)
長南 征二 東北大学, 工学部, 教授 (20005424)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 圧電フィルム / 振動制御 / 遮音制御 / センサレス制御 / μシンセシス |
研究概要 |
静粛で快適な環境を創るため、もとの音に逆位相の音を重ね合わせて消す、アクティブ騒音制御の研究が盛んに行われている。また構造要素からの音の放射と伝播を消すため、構造要素の振動制御の研究も盛んに行われている。このようにアクティブ騒音制御が可能になりつつあるが、アクティブ遮音はスピルオーバが発生しやすく、実現上の難しさがある。 そこで本研究では、構造要素の振動制御の研究を行うと共に、センサ・アクチュエータを構造要素と一体化して知的複合材料システムを作ることによって可能となることを示した。圧電フィルムを用いてセンサとアクチュエータの一体化をはかり、通常では最も遮音効果の小さい構造要素の膜で、効果的にアクティブ遮音を行った。 マイラー樹脂の膜の両面に圧電フィルムを接着し複合化し、アクチュエータとして用いる圧電フィルムにセンサの役も兼ねさせられるよう電気回路を工夫したのがキ-ポイントである。アクティブ遮音膜は騒音を殆ど遮断できるカ-テンのようなもので、都市の居住を静粛に保つのに大きく貢献できる。これを応用することにより航空機や車軸内の騒音も遮断でき、静粛な室内を確保できる。
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