研究課題/領域番号 |
06452243
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
|
研究機関 | 九州大学 (1996) 九州工業大学 (1994-1995) |
研究代表者 |
赤岩 芳彦 九州大学, 大学院・システム情報化学研究科, 教授 (80202505)
|
研究分担者 |
古川 浩 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (60260725)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | チャネル割り当て / セルラ-システム / マイクロセルシステム / 電波伝搬 / パケット交換 / パケット伝送 / 無線通信 / チャンネル割り当て / 自律分散制御 / 周波数利用効率 / 基地局 / 送信電力 / 無線システム / ゾーン |
研究概要 |
本研究において我々は、チャネル再利用分割を自己組織的に生成することができる自律分散動的チャネル割り当て方式を提案した。本方式は、従来有望とされてきた方式に比べ数倍の容量と、数分の1の接続遅延特性を有するもので、なおかつ完全自律分散化されたアルゴリズム採っている。また、屋内電波伝搬損失を推定するシミュレータを用いて、提案した方式を含む数種のチャネル割り当て方式について特性を比較した。その結果、提案方式がもっとも高い容量が得られることが判明した。 次に、マクロ・マイクロセル統合システムにおける動的チャネル割り当て法について検討した。まず、固定チャネル割り当てを適用したマクロセルシステム上に、チャネル棲み分け法を適用したマイクロセルを重畳することで、両セルシステムの干渉を抑えることができた。本結果は、従来のセルラ-システムから段階的にマイクロセルを設置してシステムを拡張する場合に有効であり、実用上意義がある。さらに、マクロ・マイクロセル統合システムをTDMAおよびCDMAシステムにそれぞれ適用し、容量の評価を行った。その結果、TDMAおよびCDMAシステムの容量差は少ないことが判明した。 最後に、パケット交換システムへ適用される動的チャネル割り当て方式の提案を行った。本方式は、キャリアセンス後に高品質のスロットのみを競合スロットとすることで特性の向上を図ったものである。ランダム割り当てに比べ低いパッケト廃棄率と接続遅延が達成できた。
|