研究課題/領域番号 |
06452250
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
古田 勝久 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (10016454)
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研究分担者 |
星野 康子 東京工業大学, 工学部, 教務職員 (30251648)
星野 祐 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (10242281)
山北 昌毅 東京工業大学, 工学部, 助教授 (30220247)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | VSS / 非線形システム / ロバスト制御 / 離散時間システム / 実時間制御系 / Sliding sector / Sliding mode |
研究概要 |
これまでの連続系のVSSでは,Sliding Modeを設計し、制御対象の状態がこれを境にしてどちら側にあるかで制御則の切替を行ってきた。これは申請者が提案し、今回検証しようとしている離散系のVSSでのSliding Sector の極限である。Sectorはその内部で状態のノルムが減少するように設計されなければならない。その為、状態空間をゼロ入力の時にノルムが減少する集合とその補集合に分けて、Sectorが減少する集合に含まれるように設計する。この結果は新しく得られたもので、ASCC、ACC及びECCで発表した。 理論的には線形システムの状態空間を分ける考え方をVSS制御にも適用する、という成果が得られた。この考え方は、従来のVSS制御系で制御の切替面を超平面に限定したことの不自然さを解決し、それと同時に新しく提案した方法の位置付けとその有効性を示したことになる。 また、提案した制御系の解析、設計システムの開発、さらに実験システムの導入により理論的な結果を具体的に適用し、成果を得ることが出来た。
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