研究課題/領域番号 |
06452394
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
程 京徳 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (30217228)
|
研究分担者 |
荒木 啓二郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (40117057)
牛島 和夫 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (40037750)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 命令型並行プログラム / 宣言型並行プログラム / プログラム従属性 / プログラム解析 / スライシング / プログラム理解 / デバッグ / 複雑さ評価 / 保守 / 論理型並行プログラム / 関数型並行プログラム / プロセス相互作用 / 並行プログラムの系統的開発法 |
研究概要 |
命令型並行プログラムにおける多重制御流れと多重データ流れを表現できる有向グラフとして我々が導入した非決定的定義使用ネットを、宣言型並行プログラムにおける多重制御流れと多重データ流れを表現できるように拡張し、命令型・宣言型並行プログラムにおけるプロセス相互作用の表現モデルを構築した。 並行論理型プログラムにおけるプロセス相互作用の表現モデルに基づいて、並行論理型プログラムにおける引数間の共有変数による共有従属性、引数間の通信による通信従属性、および引数間の同一化による同一化従属性という3種類の基本的なプログラム従属性を新たに提案し、それらの形式的定義を与えた。また、これらの従属性を解析するアルゴリズムを開発し、それらを明示的に表現するモデルとして、並行論理型プログラムの引数従属ネットを新たに提案した。更に、並行論理型プログラムの静的スライスと実行可能な静的スライスを定義し、引数従属ネットに基づいてこれらのスライスを計算するアルゴリズムも開発した。 CC++で書かれたプログラムを対象プログラムとして、オブジェクト指向並行プログラムにおける従属性を解析する技法を提案し、オブジェクト指向並行プログラムの静的スライスを計算するアルゴリズムも開発した。 関数型プログラムの抽象的表現として評価順序グラフと束縛評価グラフを提案し、関数型プログラムにおけるプログラム従属性の形式的定義と解析、関数型プログラムの理解、テスト、デバッグ、複雑さ計測、保守へのそれぞれの応用を示した。
|