研究概要 |
本研究は,コンピュータの中でインタラクティブに盆栽を育てる仮想実現感システムの中核となるコンピュータグラフィックス(CG)による盆栽のビジュアルシミュレーション手法の開発を目的とし,平成6年度と7年度の2年にわたり行ったものである. 本研究では,以下に列挙するような手法の開発を行った.得られた研究成果は,CG技術として興味深いのみならず,芸術的感性を磨く新しいアミューズメントシステムの開発を可能とするものである.これらの成果である論文やCG作品(スライドやビデオ)の多くは,学術雑誌や国際会議SIGGRAPHのコンテストで発表している. (1)生長の制御機能を考慮した樹木の骨格の生長モデル (2)骨格から太さをもった幾何モデルを得る手法 (3)樹皮の表現法 -断片張り付け法- (4)葉の形状,姿勢制御,および色彩変化(紅葉)の表現法 (5)鉢の表現法 -釉薬の発色モデル- (6)苔の表現法 -3次元テクスチャによる表現法- (7)灌水の表現 -水流の粒子ベースシミュレーション法-
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