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冬季若狭湾周辺で発生する激しい大気現象の観測的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452413
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 自然災害科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

藤吉 康志  名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (40142749)

研究分担者 道本 光一郎  防衛大学校, 地球科学科, 研究員
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1994年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
キーワードドップラーレーダ / 雷雲 / 雪雲
研究概要

名古屋大学大気水圏科学研究所所有の2台のドップラーレーダを、若狭湾上から琵琶湖上空までの領域を広く観測できる場所、即ち福井県河野村甲楽城と、小浜市久須夜岳山頂に設置した。1995年1月5日から7日と、1月13から14日の2回観測を行ない、激しい雷雲と日本海で発生する典型的な雪雲であるTモードの筋状雲の観測に成功した。何れのケースでも、観測点周辺に頻繁に落雷があり、特に後者のケースでは、一晩に40cm以上の降雪が見られ、かつレーダに雷が直撃された。小松飛行場においても、13機中7機の航空機に落雷が合った。防衛大所有の大気電場観測装置も順調に作動し、雷雲内の帯電状況及び放電経路などの、雷雲の電気的活動度の時間変化と、2台のドップラーレーダによって観測される雷雲の3次元構造の時間変化とを組み合わせ、対流雲の発達過程とそれから類推される降雪粒子の成長過程と発雷との関連を明らかにするべく解析中である。
今回の観測では渦状の気象擾乱を捉えることができなかったが、冬の雷の発生機構と雷雲内の電荷生成に最も重要な対流雲内の上昇気流を求めることができた。特に発雷と密接に関連したあられの発生が顕著で、同時期、同じ場所で観測を行なっていた、北海道大学理学部及び大阪大学工学部ともデータの交換を行なっており、これまでに無い密度の高いデータセットを作ることができた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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