研究課題/領域番号 |
06452438
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
柳 哲雄 愛媛大学, 工学部, 教授 (70036490)
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研究分担者 |
才野 敏郎 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (60126068)
武岡 英隆 愛媛大学, 工学部, 助教授 (90116947)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 物質フラックス / セディメントトラップ / LOICZ / 東京湾 / セディメント・トラップ / 東京湾口 |
研究概要 |
東京湾口Stn.T1 (35・2、5・N、139・43.5・E、水深800m)の海底上100mに、時系列型セディメントトラップ、流速計、濁度計を設置して、1994年5月〜1995年10月の1年半の間、1週間毎の沈降粒子フラックス、30分毎の流速、流向、水温、塩分、濁度の記録を得た。 その結果、沈降粒子フラックスは春季と秋季に大きくなる傾向がある他に、間欠的に大きくなること、沈降フラックスが大きくなる時に濁度の値も高くなること、間欠的な沈降粒子フラックスの増大は流速の変動とは直接対応していないが、東京湾で大雨が降ることや黒潮流軸の接岸と関係あるらしいことが明らかとなった。 また東京湾の流動に関する3次元数値モデルを開発し、過去に観測された水温、塩分、風のデータを用いて、東京湾の四季の残差流の変動を初めて明らかにした。その結果東京湾の残差流の変動は湾北部の反時計回りの循環流と湾央部の時計回りの循環流の季節的な消長により決まっていることが明らかとなった。すなわち湾北部の反時計回りの循環流は春〜夏にかけて発達し、秋〜冬にかけて減衰するのに対して、湾央部の時計回りの循環流は秋〜冬にかけて発達し、春〜夏にかけて減衰するのである。 今後このモデルを用いて懸濁粒子の輸送過程を計算して、湾口で得られたセディメントトラップによる沈降粒子フラックスの時間変動を再現したいと考えている。そして東京湾から太平洋への物質フラックスの季節変動を定量的に明らかにしていきたい。
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