• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

微分干渉法による接触角測定と線張力測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06453057
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能・物性・材料
研究機関九州大学

研究代表者

荒殿 誠  九州大学, 理学部, 助教授 (20175970)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワード線張力 / 接触角 / 界面張力 / 液体レンズ
研究概要

1.線張力測定の基礎実験となる液体表面上の液相レンズの二面角測定が高精度でなされた。
(1)水/空気界面に形成された長鎖アルコールレンズの二面角を温度の関数として測定した。従来の目測接線による測定を改め、高精度高速度画像解析により得られたレンズのプロファイルと曲界面に適用されるラプラスの式の数値積分から得られる理論プロファイルとをベストフィットさせることにより二面角を得た。
(2)水/アルコール、水/空気、およびアルコール/空気界面の界面張力値から計算される二面角と実験値との一致は満足できるものであり二面角測定が高精度でなされていることが証明された。
(3)三相接触線を基準にしたレンズの上部と下部の角度が独立に測定されているのでこの手法を小レンズ適用することにより直ちに線張力が計算されることが示唆された。。
(4)レンズの濡れ-非濡れ転移や水相の侵入など重要な界面科学的現象が、二面角測定結果と界面張力測定結果から明らかにされた。
2.購入したノマルスキー型微分干渉顕微鏡および設計作製したステージやセルにより空気/水界面での液滴レンズの干渉縞が観測できるようになった。
(1)室温付近で数種類の有機化合物のレンズを水面上に作り干渉縞の観測を行なった。この結果数十ミクロン程度の直径をもつレンズが測定に適していることがわかった。
(2)長鎖アルコールよりも安定で測定しやすいレンズを形成することが判明したオクタン酸メチルを用いて、線張力測定の至適実験条件を検討中である。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 荒殿 誠: "界面張力の圧力依存性" 表面. 32. 772-783 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 速水良晃: "Phase Transition of the Adsorbed Film of 1, 1, 2, 2-Tetrahydroperfluoro-dodecanol at the Hexane/Water Interface" Journal of Colloid Interface Science. 172. 142-146 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 瀧上隆智: "Thermodynamic Study on Phase Transition in Adsorbed Film of Fluoroalkanol at Hexane/Water Interface. I" Journal of Physical Chimistry. (印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 荒殿 誠: "コロイド科学 IV. コロイド科学実験法" 日本化学会編 東京化学同人, 12 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y.Hayami: "Phase Transition of Adsorbed Film of 1,1,2,2-Tetrahydoroperfluorodecanol at the Hexnae/Water Interface" J.Colloid Interface Sci.172. 142 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Takiue: "Thermodynamic Study on Phase Transition in Adsorbed Film of Fluoroalkanol at Hexane/Water Interface. I" J.Phys.Chem.(in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. Hayami: "Phase Transition of the Adsorbed Film of 1,1,2,2-Tetrahydroperfluoro-dodecanol at the Hexane/Water Interface" Journal of Colloid Interface Science. 172. 142-146 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T. Takiue: "Thermodynamic Study on Phase Transition in Adsorbed Film of Fluoroalkanol at Hexane/Water Interface" Journal of Physical Chemistry. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 荒殿 誠: "コロイド科学IV.コロイド科学実験法" 東京化学同人, 12 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi