研究課題/領域番号 |
06453126
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
干鯛 眞信 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60011011)
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研究分担者 |
溝部 裕司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (40175609)
松坂 裕之 東京都立大学, 理学部, 助教授 (50221586)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1995年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1994年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 貴金属-硫黄クラスター / チオラート架橋錯体 / キュバン型クラスター / ルテニウム / パラジウム / イリジウム / 架橋ノナスルフィド / アルキンオリゴメリゼーション / カルボン酸ビニルエステル / ブテニニル錯体 / 混合金属-硫黄クラスター / 二核ルテニウム錯体 / 三核ルテニウム錯体 / 架橋カルコゲン配位子 / アルコールの付加 / ヒドラジンの不均化 / アルキンの二、三量化 |
研究概要 |
1.チオラート架橋ルテニウム二核錯体[Cp^*Ru(μ-SPr^i)_2RuCp^*](1; Cp^*=η^5-C_5Me_5)上で各種末端アルキンが二核ルテナチアシクロブテン錯体を経由しながら2ないし3量化し、ルテナサイクル骨格や架橋アルキン配位子をもつ新規二核錯体が誘導できることを明らかにした。また1から二核ジアルキル錯体が誘導できることや、1上でヒドラジンの窒素とアンモニアへの不均化が二核ジアゼン錯体を中間体として経由しながら触媒的に進行することも見出した。一方、カチオン型二核錯体[Cp^*RuCl(μ-SPr^i)_2RuCp^*][OTf](2; OTf=OSO_2CF_3)はHC=CFc(Fc=ferrocenyl)と反応して架橋ブテニニル錯体[Cp^*Ru{μ-C(=CHFc)C≡CFc}(μ-SPr^i)_2RuCp^*][OTf]を与えることを見出し、また本錯体がHC≡CFcの2、 3量化反応の触媒となることも明らかにした。一方、2は芳香族アルデヒドとヒドロシランとの反応による1,2-ジアリール-1,2-ジシロキシエタン類の生成反応を触媒することも判明した。 2.[Cp^*RuCl(μ-Cl)_2RuCp^*Cl]と[MS_4]^<2-> (M=Mo, W)との反応からMRu_2混合金属スルフィドクラスターが得られることを明らかにした。 3.ルテニウムのかわりにイリジウムを含むチオラート架橋二核錯体[Cp^*Ir(μ-SR)_2IrCp^*]を合成し、本錯体と硫黄との反応から架橋S_9配位子をもつ興味深い錯体[Cp^*Ir(μ-SPr^i)_2(μ-S_9)IrCp^*]の単離に成功した。 4.[(Cp^*Ru)_4(μ_3-Cl)_4]とスルフィド化合物の反応により、一連の新規なスルフィド架橋ルテニウム三核クラスターが得られることを見出し、[(Cp^*Ru)_3(μ_3-S)(μ_3-Cl)]についてはCOの取り込み反応や、触媒的なアルキンの環化3量化反応について明らかにした。 5.PdMo_3S_4キュバン型クラスターを新規に合成し、そのPdサイト上でアルキンへのアルコールやカルボン酸の触媒的トランス付加反応が高選択的に進行することを見出した。
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