研究課題/領域番号 |
06453205
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
巻出 義紘 東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (40011746)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1994年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 微量気体成分 / 大気中濃度 / ECDガスクロマトグラフイ- / 標準試料 / フロン / ハロン / CFC / HCFC-22 |
研究概要 |
大気中の超微量気体成分の濃度増加が引き起こす成層圏オゾン層破壊や地球温暖化など地球環境への影響が懸念されている。これら微量気体の大気中における挙動を明らかにし将来の地球環境への影響を予測するには、これらの大気中におけるバックグラウンド濃度の精密・正確な測定と、それに基づく分布と変動の詳細な解析が不可欠であるが、pptv(=10^<-12>v/v)レベルのフロン、ハロン、ハロカーボン等の極低濃度測定では分析値の信頼性に問題があり、標準試料調製法の改善が必要である。 本研究では、まだ分析法の確立していない代替フロン、ハロンを含めて、標準試料調製法とキャリブレーションにおける分析条件を詳細に検討し、高精度・高確度の測定を可能にするとともに、実際の大気中濃度を測定して、その挙動を明らかにすることを試みた。 とくに、超微量のフロンであるCFC-114やハロンでは、標準試料には含まれない大気中微量妨害成分がガスクロマトグラフィーにおいて重なりを生じて測定値に著しい誤差をもたらすことから、用いるECD検出器などに感度が低い種々の大気中の成分についてもガスクロマトグラフィーにおける保持挙動を調べ、目的成分との完全分離を達成し、定量精度の向上を図った。また対流圏における大気化学の基準となっているHCFC-22の分析法はまだ世界的に確立されていなかったことから、標準試料の調製法とキャリブレーション法を再検討し、南北両半球中におけるこれら化合物の大気中濃度分布と変動を調べ、工業生産統計および大気中放出推定値に基づいてモデル計算で予想される大気中濃度と比較し、これら推定値に問題のあることを指摘した。
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