研究課題/領域番号 |
06453211
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物有機科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村田 道雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (40183652)
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研究分担者 |
佐々木 誠 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80235267)
安元 健 東北大学, 農学部, 教授 (20011885)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | マイトトキシン / 海洋天然物 / ポリエーテル / 渦鞭毛藻 / NMR / スピン結合定数 / 立体選択的化学合成 / 絶対立体構造 / 立体選択的合成 / 超活性 / NMR分光学 |
研究概要 |
マイトトキシンは、植物プランクトンである渦鞭毛藻が生産する分子量3422のポリエーテル化合物であり、天然物中最大の分子量と非常に強い毒性によって、現在最も注目されている海洋天然物である。われわれは、1993年にマイトトキシンの平面構造とエーテル環が連続している部分の立体化学を明らかにしたが、その他の鎖状部分に関しては未解明の部分が多い。本一般研究Bにおいて、エーテル環をつなぐ部分の立体配座(F-G環の間の2個の不斉炭素とM-N環の間の2個の不斉炭素)を主に有機合成化学的手法により決定することができさらに、C1-C14とC134-C142の側鎖部分に関して立体化学と回転配座を求めた。新たに開発したNMRのスピン結合定数(^<2,3> J_<C,H>と^3 J_<H,H>)と分子力場計算を併用した方法をこの部分に適用した結果、側鎖に存在するすべての不斉炭素を推定することができた。さらに、推定立体構造を有する合成フラグメントと天然物のNMRデータを比較することによって確認作業を進め、同時に、エナンチオ選択的なフラグメントCの合成を行ない、天然の分解物と比較することによって絶対構造を決定することができたので、ここにマイトトキシンの完全構造決定が完成した。
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