研究課題/領域番号 |
06454097
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮崎 信之 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40101464)
|
研究分担者 |
田辺 信介 愛媛大学, 農学部, 教授 (60116952)
天野 雅男 東京大学, 海洋研究所, 助手 (50270905)
都木 靖彰 (都木 靖影) 東京大学, 海洋研究所, 助手 (10212002)
竹内 一郎 東京大学, 海洋研究所, 助手 (30212020)
乙部 弘隆 東京大学, 海洋研究所, 助手 (10169328)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
|
キーワード | marine pollution / organochlorine compounds / organotins / heavy metals / dolphin / Baikal seal / Adelie penguin / international organization / 化学物資 / 海洋汚染 / 毒性影響 / 海棲哺乳類 / 化学物質 |
研究概要 |
本研究では、海棲哺乳類を海洋汚染の指標生物として、日本近海は勿論のこと、熱帯・温帯海域から北極・南極海に至るまで広範囲に調査した。なかでも、1987-88年に多数のアザラシが死亡したバイカル湖およびその周辺域については、ロシア科学アカデミー湖沼学研究所との共同研究として実施することができ、貴重な研究成果を得ることができた。これらの研究成果については、関連学会などで発表すると同時に、一部については学術論文として公表した。その内訳は、原著論文が10編、著書が6編、報告書等が14編、講演発表が35回であった。 上記の10論文では、(1)日本のみならず世界の海に生息しているイルカ類に蓄積する有機塩素系化合物とその生物影響、(2)多数の個体が死亡したバイカルアザラシとその生息環境に存在する有機塩素系化合物とその特性、(3)日本近海に生息するイルカ類に蓄積する有機スズ類とその特性、(4)南極海に生息するアデリーペンギンに蓄積する重金属とその特性などの研究成果を中心にまとめた。同時に、これらの科学的知見をもとに地球規模の海洋汚染の現状を分析し、将来、益々厳しくなる地球規模の海洋汚染に対する対応策を検討し、国際的な監視体制の確立、国際的な標本バンクの設立、国際共同研究体制の構築などについても言及した。
|