研究課題/領域番号 |
06454125
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
前多 敬一郎 (前田 敬一郎) 名古屋大学, 農学部, 助教授 (30181580)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 黄体形成ホルモン放出ホルモン / 一酸化窒素 / 興奮性アミノ酸 / 弓状核 / 正中隆起 / ラット / エストロジェン / サイクリックGMP / 一酸化窒素(NO) |
研究概要 |
卵巣除去ラットあるいはエストロジェンを代償投与した卵巣除去ラットを用い、興奮性アミノ酸による黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)放出が、一酸化窒素(NO)により仲介されるか否かを検討した。それぞれの動物から得られた正中隆起組織片あるいは弓状核-正中隆起組織片を培養し、NO供与剤であるsodium nitro prusside(SNP)による組織片からのLHRHおよびサイクリックGMP放出への効果、およびNO合成阻害剤であるN^G-monomethyl-L-arginine(NMA)添加がグルタミン酸によるLHRHおよびサイクリックGMP放出量に及ぼす効果を検討した。エストロジェン代償投与群の弓状核-正中隆起組織片からLHRH放出はSNPにより促進し、グルタミン酸によるLHRH放出はNMAにより阻害されたが、これらの処置はサイクリックGMP放出量になんら影響を及ぼさなかった。一方、卵巣除去群の両組織片あるいはエストロジェン投与群の正中隆起組織片からのLHRH放出に対して、SNPは促進効果を持たず、グルタミン酸によるLHRH放出はNMAにより有意に促進された。また、これらの処置は、組織片からのサイクリックGMP放出を有意に促進した。これらの結果から、エストロジェンが弓状核へ作用することにより、グルタミン酸によるLHRH放出が促進され、この効果をNOが仲介すること、およびこの作用には、サイクリックGNPの関与がないことが示唆された。また、NOは、エストロジェン非存在下、あるいは正中隆起においてLHRH放出に対し、抑制的な効果を持ち、この抑制にはサイクリックGMPが関与することが示唆された。
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