研究課題/領域番号 |
06454143
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中根 一穂 長崎大学, 医学部, 教授 (60164240)
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研究分担者 |
安倍 邦子 長崎大学, 医学部, 助手 (00253641)
進 正志 長崎大学, 医学部, 助手 (80145226)
和泉 伸一 長崎大学, 医学部, 助手 (40264246)
小路 武彦 長崎大学, 医学部, 助教授 (30170179)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | South Western Histochemistry / 調節因子 / 調節エレメント / 下垂体前葉細胞 / GH3細胞 / プロラクチン / 成長ホルモン / 免疫組織化学 / South-Western Histochemistry / 下垂体細胞 |
研究概要 |
各遺伝子にはDNA上に特異的塩基配列をからなる転写調節エレメントとそれと特異的に結合する蛋白性の転写調節因子がある。遺伝子の活性化あるい不活性化には両者間で安定した複合体を形成する事が必須であると考えられている。我々はこの調節エレメントと調節因子間の特異的結合反応を利用して、調節因子の組織内局在を証明するの組織化学的検出法(Southwestern Histochemistry,SWH)を開発した。多くの下垂体前葉ホルモンの調節エレメントと調節因子は既に同定されていて、成長ホルモン(GH)遺伝子の上流の調節エレメント(GHE-1)とDNA結合蛋白(Pit-1/GHF-1)が結合するとGH遺伝子の転写が活性化されるが、調節エレメント(PRE)とDNA結合蛋白が結合する(PREBP)と転写を不活性化される。また乳腺刺激ホルモン(PRL)遺伝子では、調節エレメント(P-1)とDNA結合蛋白(Pit-1/GHF-1)が結合するとその転写が活性化されることが知られている。そこで、Biotin-チミン2量体標識-GHE-1、Biotin-チミン2量体標識-mutated GHE-1、Dig-チミン2量体標識-PREとDig-チミン2量体標識-mutated PREを使用して、SWHを施行した。これらに免疫組織化学的に、GHあるいはPRLの分布を二重染色法により同定したところ、ラット下垂体前葉及びGH3細胞においては、GH細胞ではPit-1/GHF-1は陽性でPREBPは陰性であり、PRL細胞はPit-1/GHF-1及びPREBPが共に陽性であった。mutated GHE-1及びmutated PREは何れの細胞とも反応しなかった。GH細胞とPRL細胞が単一の幹細胞から機能的に分化をするには、GH細胞には陽性でPRL細胞では陰性の少なくとももう一系のDNA調節エレメントと調節因子の存在が必要であるとの結論に達した。これらの結果は下垂体細胞の機能的分化機構の解明に新しい視野を与える。
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