研究課題/領域番号 |
06454186
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
居石 克夫 九州大学, 医学部, 教授 (70108710)
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研究分担者 |
河野 真司 九州大学, 医学部, 講師 (20225379)
中川 和憲 九州大学, 医学部, 助手 (50217668)
中島 豊 九州大学, 医学部, 助教授 (50135349)
岡部 靖彦 九州大学, 医学部, 助手
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 内皮細胞 / 平滑筋細胞 / マクロファージ / 動脈硬化 / 血栓症 / 血管新生 / 血管内皮増殖因子 / 遺伝子導入 / 動脈内膜障害・修復 / サイトカイン / HVJ・リポゾーム / ヒトCMV・IE遺伝子 / 接着蛋白 / VEGF |
研究概要 |
本年度の主な研究成果は以下の通りである。 1.動脈硬化と内膜内血管新生:ヒト冠動脈硬化内膜にみられる新生血管形成は、動脈硬化の進展と密接な関係にあり、特に活動性硬化病変に血管新生が目立つことから、内膜内血管新生は動脈硬化進展因子の一つと考えられた。さらにHVJ-リポゾーム法によるVEGF遺伝子の血管壁内導入により、硬化内膜内の血管新生モデルを開発した。 2.血管新生機構:血管新生の分子制御機構におけるVEGF、bFGFの病態学的意義を明らかにし、特に低酸素下でのVEGF産生にはAP-1活性化を介する産生機構が重要であった。また胎児期の胎盤、網膜血管の発達、成熟にVEGFが重要な役割を果たしていることを明らかにした。 3.血管壁遺伝子導入法の確立と改善:血管壁遺伝子導入法の基礎的研究として、我国で開発されたHVJ-リポゾーム法を用いて、またその改良体であるHVJ-陽性リポゾーム法により、効率よく血管壁内にオリゴペプチド、遺伝子を導入しうることを明らかにした。現在、血管壁のみならず肝臓、気道などへの導入法の検討を進めている。
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