研究課題/領域番号 |
06454254
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
牧野 勲 旭川医科大学, 医学部, 教授 (60088854)
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研究分担者 |
平野 史倫 旭川医科大学, 医学部, 助手 (60250552)
田中 廣壽 旭川医科大学, 医学部, 講師 (00171794)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 胆汁酸 / 免疫学 / MHC / 転写因子 / 分子生物学 / 消化器病学 / 免疫応答 / グルココルチコイド / T細胞 / MHC class I / プロテインキナーゼC |
研究概要 |
私共は胆汁酸製剤であるウルソデオキシコール酸(UDCA)に免疫調節作用が存在することを報告してきた。本研究はかかる胆汁酸の免疫調節作用の本態を、 1)肝細胞におけるMHC遺伝子の発現調節、 2)胆汁酸とグルココルチコイド受容体(GR)との相互作用、特に、UDCAの臨床的有効性との関係、 3)Tリンパ球のT細胞受容体を介した情報伝達系に与える影響、 から解明することを目的とした。 当該年度において、 1)胆汁酸によってMHCclass|遺伝子発現が正に誘導され、UDCAは内因性胆汁酸による効果を相対的に減弱させること、 2)UDCAはインターフェロンγによるMHCclass||遺伝子の発現のGR活性化を介して抑制すること、を明らかにした。以上の結果は世界をリ-ドするものであり、胆汁酸と免疫系に関する基礎的理解を大きく発展させたとともに、将来の学際的研究の必要性を明確にした。研究成果は英文論文として専門誌に公表されたとともに国内への成果の普及を企図して法文綜説として数編発表された。なお、T細胞の情報伝達に与える影響に関してはほぼ結果がでており、早急に公表する予定である。
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