• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

クラミジア・ニューモニエ感染症-特に冠動脈リスクファクターとしての検討-

研究課題

研究課題/領域番号 06454276
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関川崎医科大学

研究代表者

副島 林造  川崎医科大学, 医学部, 教授 (10068976)

研究分担者 中島 正光  川崎医科大学, 医学部, 講師 (20198097)
二木 芳人  川崎医科大学, 医学部, 講師 (50156030)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1994年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワードクラジア・ニューモニエ / 冠動脈疾患
研究概要

虚血性心疾患患者におけるChlamydia pneumoniaeの関与について検討を行った。まず、虚血性心疾患患者を対象にC.pneumoniae抗体の保有状況を調査した。1994年4月から1994年1月までの間、胸痛を主訴に来院し冠動脈造影を施行した患者のうち、冠動脈狹窄が50%以上ある狭窄群117例と冠動脈狹窄がないか心電図異常のないコントロール群70例の血清を対象とし、micro-immunofluorescence法でC.pneumoniae抗体価(IgG,IgA,IgM)を測定した。その結果、C.pneumoniae抗体保有率(32倍以上)は狭窄群で73%、コントロール群で43%であり、さらに64倍以上の中等度以上抗体価保有群で検討すると、狭窄群で49%、コントロール群で14%と狭窄群に有意に高い傾向を示していた(P value<0.001)。またlgA抗体価で16倍以上を示した場合は、狭窄群で25%、コントロール群で4%とlgGクラス同様狭窄群において高い傾向であった。なおlgMは全例陰性であった。
今回の検討成績では、抗原検出には成功しなかったが、冠動脈狭窄群ではコントロール群と比較し有意に血清抗体価が高い結果が得られており、虚血性心疾患のリスクファクターとして、C.pneumoniae感染も重要な因子の1つではないかと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Miyashita,N.: "Characterization of a Chlamydia pneumoniae strain:solated from a 57-year-old man" Microbiol.Immunol.38. 857-864 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Iijima,Y: "Characterization of Chlamydia pneumoniae species-specitic Proteins immunodominant in humans" J.Clin.Microbiol.32. 583-588 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Niki,Y: "In vitro and in vivo activitiesof Azithromycin,a new azalide antibiotic,against chamydia" Antimicrob Agents Chemoter.38. 2296-2299 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi