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ヨード造影剤の遅発性副作用の発現とリスク因子に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06454321
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関山形大学

研究代表者

山口 昂一 (山口 こう一)  山形大学, 医学部, 教授 (00091843)

研究分担者 本間 次男  山形大学, 医学部, 医員
近藤 慈夫  山形大学, 医学部, 教授 (20107189)
安久津 徹  山形大学, 医学部, 講師 (20159346)
研究期間 (年度) 1994 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード造影剤 / ヨード / 副作用 / 遅発性 / アレルギー試験 / 皮膚反応 / ヨード造影剤
研究概要

山形大学医学部附属病院と山形県内の5施設の放射線科と皮膚科が共同してヨード造影剤の遅発性副作用の調査研究を行った.準備期間を経て,調査・資料収集の期間は平成6年10月から平成7年12月となった.遅発生副作用を次のように定義して調査に当たった.「造影剤投与終了後1時間から7日後までに発現した症状で,現病・薬剤などとの関連が明らかなものと疑われるものは除く」.造影剤の種類による差の確認を研究目的の一つにしたので,回答項目を制限し,客観的な皮膚症状中心のアンケートとした.その後,資料収集,電算入力,分析に当った.造影CTまたは血管造影の症例,のべ16,700例が対象となり,うち11,783例から回答を得た.皮膚症状を呈したもののうち44名が皮膚科を受診した.このうち27名がアレルギー試験を受けた.これらを分析した結果,注目すべき点を次に要約する.
1.Isovistで皮膚症状の発現が有意に高頻度で,中等症以上のものが約6割を占めた.
2.その他の造影剤で遅発性副作用の発現頻度は,従来の報告と大きい変化はなかった.
3.遅発性副作用の危険因子として抽出されたのは次の4項目である. (1)造影検査歴のないもの.(2)造影検査で副作用を経験しているもの.(3)アレルギー歴のあるもの.(4)血清クレアチニンが2.0mg以上のもの
4.アレルギー試験の結果で注目されるのは次の点である. (1)IopamironとOmnipaqueで副作用を発現したものでは,それぞれ自体に陽性・疑陽性を示すものがあった上,他の造影剤に交叉反応を示すものがあった.(2)Isovistで副作用を発現したものでは,それ自体に陽性・疑陽性を示すものはあったが,他の造影剤に交叉反応を示すものはなかった.

報告書

(4件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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