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大腸癌の進展様式と癌遺伝子・癌抑制遺伝子の変異の関連性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 06454385
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関大阪大学

研究代表者

西庄 勇  大阪大学, 医学部, 助教授 (10228182)

研究分担者 倉橋 浩樹  大阪大学, 医学部, 助手 (30243215)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1994年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
キーワードAPC遺伝子 / 表面型大腸癌 / 癌抑制遺伝子 / p53遺伝子 / LOH / 癌遺伝子 / de novo型癌
研究概要

36例の早期大腸癌病変(パラフィン切片)を入手し、DNAを抽出した。APC遺伝子は、進行大腸癌で変異のおよそ半数が集積するMCR部(mutation cluster region)を5領域に細分化し微小変異の有無を、RNaseプロテクション法を介した塩基配列決定法により検討した。また、遺伝性のFlat Adenoma Syndromeの一部でエクソン3、4の変異が報告されているため、この領域についても検討を加えた。36病変の内、いわゆるde onvo型癌と考えられる24病変では、APC遺伝子変異を検出したものは2例のみであった。1例はIIa集簇型の径10mmの病変で、コドン1466にGGA(Gly)からTGA(Stop)への点変異が、もう1例はIIa+IIc型の径4mmの病変で、コドン1367にGAG(Gln)からTGA(Stop)への点変異が証明された。これら36病変については、さらに同様の手法で、p53遺伝子変異の検討も行った。19例でストップもしくはアミノ酸置換を伴った微小塩基変異が検出された。すなわち、表面型の早期大腸癌では、p53遺伝子の変異による不活化は、進行癌とほぼ同様の頻度で認められるのに対して、MCR部におけるAPC遺伝子変異の頻度はかなり低いことが明らかとなった。この結果より、表面型早期大腸癌では、p53遺伝子変異は必須であるが、APC遺伝子変異が関与していない可能性も考えられる。あるいは、今回検討していないMCR部以外におけるAPC遺伝子変異がこれら病変の発生に関与しているのかもしれない。また、進行癌でのAPC遺伝子変異の頻度が高いことを考えると、APCとp53遺伝子変異の生じる時期が逆転している可能性も残される。今後さらに解析症例を増やし、形態との関連性やその他の癌関連遺伝子変異との関連性についても検討を加える必要がある。なお、現在論文発表を準備中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Koji Takami: "Low grade amplification of MDM2 gene in a subset of human breast cancers without p53 alterations" Breast Cancer. 1. 95-102 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Ikuo Yana: "Frequent loss of heterozygosity at telomeric loci on 22q in sporadic colorectal cancers" Int.J.Cancer. 60. 174-177 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kenzo Akagi: "Deletion mapping of the long arm of chromosome 22 in human meningiomas" Int.J.Cancer. 60. 178-182 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 倉橋 浩樹: "遺伝性腫瘍のDNA診断" KARKINOSU. 7. 403-409 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 和田 攻編: "大腸癌と大腸疾患-その診断・治療の実際-" メディカ葵出版, 97 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2025-11-17  

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