研究課題/領域番号 |
06454388
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
都築 俊治 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80051192)
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研究分担者 |
唐橋 強 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20245509)
市東 昌也 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10215981)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 肝組織 / 肝炎ウイルス / 肝細胞癌 / 臨床特性 / 肝細胞材癌 |
研究概要 |
われわれは、本研究費を得て肝組織における肝炎ウイルスの存在と肝炎ウイルスマーカーや臨床特性との関連を明らかにすることが出来た。方法としては肝細胞癌患者などから手術時に得られた肝組織からDNAやRNAを抽出し、RT-PCR法やPCR法で微量の肝炎ウイルスも検出することにより行い、以下の結果が得られた。 1。肝細胞癌患者症例の90%以上にB型肝炎ウイルスもしくはC型肝炎ウイルスが検出された。 2。肝細胞癌患者の血清肝炎マーカーと肝組織における肝炎ウイルスの存在とは必ずしも一致しなかった。即ち、血清肝炎マーカー陰性症例でも肝組織で肝炎ウイルスが検出されたり、血清肝炎マーカー陽性症例でも肝組織で肝炎ウイルスが検出されないような症例が存在した。 3。HCVsubtypeを同一患者より得られた血中、非癌部、癌部で比較検討すると、血中や癌部で検出されたsubtypeは必ず非癌部でも検出されたが、逆は必ずしも真ではなかった。 4。非癌部のsubtypeは、単数認められるものと複数のsubtypeを認める症例とが存在していたが、再発をはじめとした臨床腫瘍学的特性とには一定の関連はみられなかった。 5。血中や非癌部で複数のsubtypeを認める症例では、肝機能障害の程度は単数認めるものに比較して、有意に高度であった。 6。肝細胞癌患者以外のHCV感染患者から手術時に得られた肝組織についてHCVsubtypeを検討してみたが、肝細胞癌患者の肝組織に検出されたsubtypeと種類、複数感染の頻度ともに有意の差はみられなかった。
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