研究課題/領域番号 |
06454409
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
井上 洋 群馬大学, 医学部, 講師 (30125827)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 放射線手術 / 定位脳手術 / 放射線生物学 / 脳腫瘍 / 脳動静脈奇形 / 放射線障害 / DNA損傷 / 細胞死 / 細胞障害 |
研究概要 |
Radiosurgeryの治療機序の解明のためラット脊髄治療モデルを作成した。大線量治療にて早期の神経細胞障害が確認された。中線量治療では一定期間後に効果が出現し、皮膚毛根細胞ではDNA損傷後に直接細胞死(apoptosis)が、脊髄ではミエリン崩壊後の細胞反応から組織壊死(necrosis)が生じ、壊死形成後の初期血管変化として周皮細胞の変化を見い出した。低線量治療では長期にわたり変化が見られないことより、副作用予防を目的としたこの複数回治療(分割照射)を行った。これらの結果をもとに神経膠腫に対する低腺量分割治療を開始し、治療効果を確認した。臨床例の治療効果から、上皮細胞の反応が良好であることより、頭蓋咽頭腫に対する直達手術とradiosurgery併用治療を報告した。聴神経腫瘍では低線量治療での機能温存性と有用性を見い出した。脳動静脈奇形では早期の完全閉塞のためにタイプの重要性を見い出し、これをもとに血管内手術併用治療の有効性を報告した。機能的疾患では視床手術や三叉神経痛の治療を報告し、症候性てんかんの治癒率より、てんかんの治療の展望を見い出した。
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