• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨芽細胞に対する機械的刺激の作用における転写因子EGR-1の役割

研究課題

研究課題/領域番号 06454427
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

緒方 敏子  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (80014314)

研究分担者 野田 政樹  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50231725)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
キーワード機械的刺激 / メカニカルストレス / 骨芽細胞 / チロシンキナーゼ / カルシウム / 血清 / EGR-1
研究概要

機械的刺激が骨の形成に深く関わった因子であることは、周知のことであるが、骨の細胞にかかる機械的刺激の成分、その刺激が細胞に影響を及ぼすに至る引き金、その引き金から核に至るシグナル伝達、等、そのメカニズムは解明されていない.本研究で、我々は、骨芽細胞様細胞株MC3T3E1に機械的刺激を負荷し、増殖刺激で誘導されるearly response geneであり、転写因子をencodeするegr-1の発現を指標として、そのメカニズムを解明することを試みた.負荷する刺激として、培養皿をshakeするこという方法が、非常に有益な情報を提供してくれることを見出した。1分間のshakeでegr-1 geneが30分後をピークとして,15分から45分後の間に誘導された.その誘導はインドメタシン、サララシン(アンギオテンシンIIアンタゴニスト)、Rp-cAMP(cAMPアンタゴニスト)、TPA長期処理(PKC枯渇化)、A23187、コルヒチン、サイトカラシンD、GEDTA、Gd(Stretch-Activated Ion Channel Blocker)等によって大きく変動することはなかった.しかし,シクロヘキシミド、DRB(RNA合成阻害剤)、ジェニスタイン(チロシンキナーゼ阻害剤)、ハービマイシン(チロシンキナーゼ阻害剤)、BAPTA/AM(細胞内カルシウムキレート剤)は完全にegr-1 geneの誘導を阻害した.以上は,メデイウムに血清を加えた場合の結果であるが,血清を除くと上記の誘導はみられなかった.血清中の活性因子と考えられているEGF,FGF,TGFβ,LPA等の添加はこの誘導を回復させなかった.以上のことから、MC3T3E1細胞に培養液の流動を負荷することによって,細胞にegr-1 geneが誘導される.その誘導には,チロンシンのリン酸化,カルシウム,及び,血清中の因子が必要であること,が見出された。また,新しい蛋白合成または,不安定な蛋白質が介在していることが示唆された.

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Ogata,M.Noda: "Egr-1 gene induced by mechanical stimulus in osteoblastic cells." The Japanese Journal of Pharmacology. 67supple. 238 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Ogata and M.Noda: "Egr-1 gene induced by mechanical stimulus in osteoblastic cells." The Japanese Journal of Pharmacology. 67 Supple. 238 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Ogata,M.Noda: "Egr-1 gene induced by mechanical stimulus in osteoblastic cells" The Japanese Journal of Pharmacology. 67Supple. 238P (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi