研究課題/領域番号 |
06454496
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三宅 養三 名古屋大学, 医学部, 助教授 (30166136)
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研究分担者 |
堀口 正之 名古屋大学, 医学部, 講師 (70209295)
寺崎 浩子 名古屋大学, 医学部, 講師 (40207478)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 先天停止性夜盲 / 不全型 / 完全型 / 杆体b波 / STR / 杆体双極細胞 / 杆体・錐体干渉現象 / 夜育の責任病巣 / 不全型停止性夜盲 / 完全型停止性夜盲 / 杆体錐体干渉現象 / フリッカー光 / 錐体、杆体干渉現象 / デンシイトメトリー |
研究概要 |
先天停止性夜盲不全型の視機能を正常者、完全型停止性夜盲と比較し以下の結果を得た。 1 夜盲の責任病巣 完全型ではERG(網膜電図)の杆体a波は正常で杆体b波は完全に消失しておりSTR(暗所閾値電位)も消失していたため夜盲の責任病巣は杆体双極細胞にあると考えられた。 不全型ではERGの杆体a波は正常で中等度の刺激光で測定した杆体b波はsubnormalであった。しかしさらに刺激光強度を弱め杆体b波閾値近くで測定した杆体b波の振幅と頂点潜時は正常であった。さらに刺激光を弱めSTRを記録したところ、STRは記録されたが頂点潜時に有意な延長がみられ異常波形を示した。そのため不全型の夜盲の責任病巣は杆体双極細胞よりさらに中枢の杆体視路(STRの起源)にあると考えられた。 2 杆体・錐体干渉現象 自覚的フリッカー閾値を用いて測定した杆体・錐体干渉現象は完全型も不全型もほぼ正常に観察された。この結果は両疾患の杆体、錐体機能障害が双極細胞あるいはそれより中枢に存在する事を示す。
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