研究課題/領域番号 |
06454522
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
加藤 幸夫 広島大学, 歯学部, 教授 (10112062)
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研究分担者 |
能城 光秀 広島大学, 歯学部, 助教授 (00144858)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | コラーゲン / 接着因子 / 軟骨 / PTH / MMP / PCR / cDNA / RGD配列 / TGF-B |
研究概要 |
1.長管骨の伸張には、成長板の軟骨細胞の1)増殖、2)基質形成、3)石灰(肥大)化、4)基質とapoptotic cellの吸収分解,5)骨のリモデリングと骨形成が必要である。軟骨に関して、私たちは成長板軟骨細胞培養系を用いて、1〜3)の過程に、多くのホルモンと成長因子が関わっていることを明らかにした。しかし、骨の伸張が正常に続くためには4)軟骨基質分解が1〜3)の過程と同速度で同調して進行しなければならない。しかしこの4)の過程を制御する因子は未だ不明であった。私たちは、マトリックス分解に中心的な役割を果たすmatrix metalloproteinse (MMP)に着目して、成長板軟骨細胞培養系での各種のMMP合成に対する多くの成長因子とホルモンの作用を検討した結果,PTHとIL-1のみがMMP合成を促進することが判明した。IL-1は肥大期のみならずstage-非依存性にMMP合成を促進したのに対して、PTHは肥大期のみMMP合成を促進した。この結果は、PTHが1〜3)の過程を促進しながら4)の過程も促進することにより、成長板軟骨での基質合成と分解を同調しつつそのturn overを亢進させることを示している。 2.コラーゲン結合蛋白RGD-CAPのcDNAをクローニングすることによりその全構造を決定した。 3.コラーゲン結合蛋白の一つであるcartilage matrix proteinを精製して、これが接着因子であることを明らかにした。
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