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シェ-グレン症候群におけるEBウイルスを介したapoptosis回避機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06454531
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

斎藤 一郎  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (60147634)

研究分担者 宮坂 信之  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (30157622)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1995年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1994年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
キーワードシェ-グレン症候群 / EBウイルス / apoptosis / リンパ増殖性病変 / アポトーシス / apoptosis
研究概要

本検索からSCIDマウス移入後のSS-BCLとLCLは、移入前と比べてapoptosisに対して抵抗性を示す傾向が認められたことから、マウスにおける腫瘍形成の機序にapoptosis抑制機構が示唆された。バ-キットリンパ腫由来の細胞株Rajは、10%血清培養時ではSS-BCLやLCLと比較して細胞の増殖能が著しく高いため、Rajiの腫瘍形成にはSS-BCLやLCLと異なり細胞の増殖性の関与が考えられ、腫瘍状病変の成立機序の相違がみられた。apoptosis抑制に関与しているBcl-2発現が、移入前のSS-BCLにのみ優位に検出され、apoptosis抵抗性を示した移入後のSS-BCLでその発現が更に亢進していたことから、SS-BCLによるマウスでの腫瘍形成には、Bcl-2を介したapoptosis回避機構の関与が示唆された。最近ではBAG-1^<3)>をはじめとした、Bcl-2を介さないapoptosis抑制の経路が報告されているため、LCLでもBcl-2を介さない他のapoptosis抑制の機序が考えられた。
本検索で、移入後のSS-BCLにだけLMP-1遺伝子のB領域が検出され、加えて、フローサイトメトリーの検索ではこのSS由来の細胞株にのみ、優位にBcl-2の発現亢進が認められた。以上のことから、SS-BCLの細胞集団の中で、ある特定のLMP-1配列を持つEBV感染細胞だけが、bcl-2の発現亢進を誘導しapoptosisを抑制した可能性が考えられた。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ichiro Saito,Yoshio Hayashi,Roland Jonsson: "Sjogren,s syndrome,systemic lupus erythematosus and oral mucosal immunity" Mucosal Immunology Update. 3. 1-8 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 斎藤一郎: "シェ-グレン症候群とEpstein-Barrウイルス" 炎症と免疫. 3. 54-62 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 斎藤一郎: "Annual,Review免疫1994" 菊池浩吉編, 304 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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