研究課題/領域番号 |
06454560
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
藤田 忠寛 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (70130929)
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研究分担者 |
深瀬 敦 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (50165255)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1994年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | CAD / CAM / CAM補綴 / 高純度アルミナ / プリッジ / コアフレーム / B-スプライン / オフセット / 位置決め / ブリッジ / コーピング / 回転バイス |
研究概要 |
CAD/CAM技術応用による高純度アルミナブリッジ(INCERAM【.encircledR.】,VITA)のコアフレームの設計法を開発し、切削加工を試みた。 (1)支台装置の設計法は、極座標系で計測した支台歯形状データからBスプライン曲面に逆変換し、これより曲面を生成するときに、法線方向に厚さ分大きく発生することで実現した。 ポンティックの設計はまず、楕円の長径と短径を調節することで咬合面歯冠外形曲線を生成し、次に粘膜面との接触ポイント(今回は点接触とした)部に円筒座標系を想定して先の楕円との交点と接触点とを通る放物線を円周方向に36本発生させ、これをポンティック形状データとした。 ポンティックと支台装置との連結部は、両者の形状データの和をとることにより自然に確保される。以上のコアフレーム設計法の妥当性は、次の課題であったアルミナブロックからの切削加工を実行することにより確認した。 (2)切削加工プログラムの開発は、冠内面と外面加工の位置決め方法から開発した。本システムでは、あらかじめ基準面を付与したバイスにブロックを固定した段階で、ブロック自身に基準面を切削加工する。次に、内面切削後、ブロック基準面とバイス基準面とが合うように反転させることで、内面と外面切削の位置決めを行う。 一連の加工ソフトは、まず、単冠のコアフレームで確認した後、(1)のブリッジコアフレームの切削も確認した。エンドミルのオフセットとフレーム厚さのコントロールは、設計時に使用した曲面の法線を利用して行った。 (3)完成したコアフレームの支台歯への適合は、それぞれの支台歯について、0.5mm(歯頸部)〜0.9mm(辺縁隆線部)であった。また、ポンティックと支台歯しの連結部は、切削ツールパスを他の曲面と干渉しないように発生させることで(削り残すことで)確保することができた。
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