• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

寝室の温熱環境及び寝具の条件が睡眠中の体動に及ぼす影響に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06454622
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

梁瀬 度子 (染瀬 度子)  奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (60031663)

研究分担者 久保 博子  奈良女子大学, 生活環境学部, 助手 (90186437)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
キーワード睡眠 / 寝具 / 寝床内気候 / 寝室環境 / 皮膚温 / 体動 / 睡眠と体動 / 睡眠と寝具 / 寝具と体圧分布 / 体動発現機序
研究概要

寝室の温熱環境及びマットレスの条件が睡眠に及ぼす影響について、主として体動や体圧、睡眠中の温熱生理学的視点から検討を加えた。まず、基礎的検討として、各季節の寝室温熱環境条件を設定し、寝具にはスプリング、ウオーター、ジェルマットレスの3種を用いて昼間2時間入床させ、一定時間仰臥と横臥をさせた際の寝床内及び身体側の種々の変化を記録し、検討した。次いで中間期の温熱環境条件下で終夜睡眠を取らせた際の同様な測定を行った。得られた結果から、以下にその主な知見を記す。
1.皮膚接触圧の測定結果から、圧迫が大きく罹る身体の部位は臀部、肩胛骨部などであるが、被験者の感覚申告では腰部の圧迫の訴えが最も多かった。また、測定した部位においては圧迫量と体動発現との間には、明確な関連性は認められなかった。
2.3種のマットレスのうちジェルとウオーターはスプリングに比べて体圧分散がなされており、身体部位の圧迫も少なく寝具の弾性の特徴も明確に表れていた。
3.マットレスの違いによる血流量の差は明確には表れず、むしろ血流は皮膚温の影響が優位に表れていた。また、スプリングでは体動によりそれまでの圧迫が緩和された際の反動として、血流量の一時的な増加が多いことから、それまでの局部的な圧迫が大きいことが窺われた。
4.寝室環境条件による寝床内気候への影響は、スプリングにくらべてジェルやウオーターは湿度が有意に高い傾向が認められ、マットレスの側材の吸湿性が大きく影響していることが示唆された。
5.終夜睡眠中の体動回数は、ジェルやウオーターで有意に少なく体圧分散の効果が表れており、結果として睡眠の質にも効果が認められた。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 梁瀬度子: "高齢者居住施設の室内温熱環境について" 建築学会大会論文梗概集・D環境. 関東(予定). (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YANASE,Takuko: "Thermal Environment and Confot Sleep" The 12th Sleep Environment Symposium Proceeding. 14-17 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 染瀬度子,久保博子: "寝室の温熱環境が寝床内気候および睡眠に及ぼす影響" 睡眠と環境. (予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi